購入価格 ¥1330 (セオ)
荷物運搬用に使用しているKONAのHUMUでディオーレのVブレーキにあわせて使用。
シマノのディオーレシューやXTRシューはドライこそいいもののの、レインコンディションでの制動力には個人的に不満があった。また通称「墨汁」が激しく、雨天走行後の掃除が煩わしく、また不意なことで衣服を汚してしまうことが不満だった。そこでネットで評判のいいクワッドストップ(ノーマル版)を使用したところ、レインコンディションでの制動力に惚れ込み、シューの使い切りに合わせてさらに上のモデルを試してみることにした。
まず目を引くのが、BBBのトレードカラーである濃い青色のボール紙のケースに透明プラの窓が設けられ、その中にハードスポンジのクッションに包まれて真っ青なシューが収められているという無駄に豪華な梱包!(エコのエの字も無いですが・・・)そしてパッケージには「ハイパフォーマンス」や「性能30%向上」といった文句が誇らしげに記されており、ハイエンドモデルの存在感を感じさせている。シューのコンパウンドもまたBBBの濃い青色であることから力を注いでいることが感じられる。
使用してみた感想は・・・
○ノーマル以上に強力な制動力。フロントにガモーのバスケット、リア両側に大型パニア、アルフィーネハブという超重量級バイクでも、ドライコンディションならジャックナイフができるほど。
○安心のウェット性能。昨今のゲリラ豪雨の中でも、十分な制動力で安心してブレーキがかけられる。
○長寿命。ノーマルでは雨天走行込みの1年半でようやくトレッドが半分になった。
○「墨汁」の少なさ。
○シマノの舟が使える。
○コストパフォーマンス良し。
△シューの厚みがシマノの倍以上あるためワイヤー調整が必要。
△同じ理由から、クリアランスによっては取り付けが難しい場合も。
△水や泥はけ、鳴き防止に設けられたトレッドがあり、またコンパウンドがやわらかめなのでブレーキフィーリングはやわらかめ。
△コンパウンドがやわらかいので、最初のうちは停止直前にキューッとゴムっぽい鳴きがある。
△青い。似合わない車種もあるだろう。
総じてハイパフォーマンスの名に恥じない高性能、そしてコストパフォーマンスも良好だと感じている。
カチカチのブレーキフィーリングを好む方には向かないかもしれないが、Vブレーキ装備のクロスやMTBを使用していて、シマノ製シューのレインコンディションに不満がある方は一度試してみてはいかがだろうか。
価格評価→★★★★★(スイスストップやシマノと比べても良心的)
評 価→★★★★☆(黒いコンパウンドなら、なおよかったかと)