購入価格: ¥0 (完成車付属品)
標準価格: ¥2,989 (税込)
『入門用に最適なシフト/ブレーキレバー。クロスバイクに良く搭載されている』
■多くのクロスバイクに搭載されているシフト/ブレーキレバー
GIANT SEEK R3にはこのイージーファイヤー・プラス・シフトレバーが搭載されている。他のクロスバイクにもよく使われている。Acera/Altusグレード。リア7速用、8速用に加えて2013年モデルから9速用もラインナップに加わった。
・SHIMANO ST-EF51 (2フィンガー、ブラック、対応スピード3×8速)
■チープだがコンパクトな外観
パーツの素材感や表面処理がちょっと安っぽいのは、このグレードだから仕方がない。だが、外観はコンパクトで気に入っていた。ST-EF51-Aも同じくらいの大きさだが、こちらのほうが小さくてスッキリして見える。
■ダイヤルタイプのオプティカルギアディスプレイ
このオプティカルギアディスプレイは、中央部は手前になるので見やすいが、端は奥になるので見にくい。また、取り付け角度によっては更に見にくくなることがあり、全体が見えるようにするのはちょっと難しい。オプティカルギアディスプレイが横に長い方が初心者には見やすいと思う。
・目盛りと数字は初心者向きだが、見やすいとはいえない
■クリック感が鈍いが、リアの変速は楽しい
ST-EF51のシフトレバーはカチカチとしたクリック感は希薄だ。8速のストロークの長さも影響しているのかもしれないが、バチッバチッと鈍く動作する。
SEEKに標準装備されていたチェーンリングやフロントディレイラーも関係するが、フロントの変速は重かった。リアの変速はフロントほどストレスを感じない。ハンドルから手を離さず、素早くこまめに変速すると、クロスバイクもスポーツバイクの仲間であると感じさせてくれる。
リアのシフトダウンは、他のシフターと同じように2段一気に変速可能なのが嬉しい。リリースレバーはブレーキレバーの上方にあり、素早く人差し指をかけやすい。
・ST-EF51のレバー形状
■フニャフニャしたフィーリングのブレーキレバー
SEEK搭載ものは2フィンガーモデルだったが、DEOREの2フィンガーよりも長く感じる。ブレーキレバーは幅広で力がかかりやすいが、何となくフニャフニャしている。ブレーキ本体をTektroからDEORE BR-M590に替えたら制動力は上がったが、カッチリしたフィーリングや微妙なコントロールでは、推奨の組み合わせであるブレーキレバーDEORE BL-M590には及ばない。
・2フィンガーのブレーキレバー。指のかけやすさに特別なものは感じない
■一体型は角度調整がシビア
このレバーだけの問題ではないと思うが、シフト/ブレーキレバーはブレーキレバーとシフトレバーの角度を個別に設定できないので、自分に合ったレバーの角度を設定するのに時間がかかった。この経験からDEOREに換装した時にはシフトレバーとブレーキレバーは別体のものにした。
■他と比較しなければ悪くないレバー
1年間くらいでは使用上の問題は何もない。簡単壊れたりせず、購入時とほぼ同様に確実に動作する。信頼性の高さはさすがSHIMANOだ。ただ本体がプラスチックで傷つきやすく、レバーの黒い塗装は剥がれやすい。
シフト、ブレーキのフィーリングは後に換装したDEOREと比較した場合に感じることだ。ST-EF51を単体で評価すれば、スムーズに素早く変速でき、スポーティーでとても楽しいと思う。私は1年間このレバーを存分に楽しむことができたし、クロスバイクの楽しさを知ることができた。他のレバーに替えるのはこのレバーを十分に楽しんでからでも遅くはないと思う。
価格評価→★★★☆☆ (同じくらいの値段のものに交換するなら他にも選択肢がある。)
評 価→★★★☆☆ (買うほどではないが、入門用として十分スポーティー)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明