購入価格 ¥3100
15年ほど使ってきた77デュラのWレバーがおかしくなったので、昨年(2014年)夏、コレに交換。本当に久々の非シマノWレバーです。
フリクションのみのWレバー。
SIS機構を抱き込んでワイヤ巻き上げ部が横に派手に膨れ上がったデュラのWレバーと比べると幅が狭く、とてもスッキリしています。Wレバーと言うのは元々、こういうものだったということを、うっかり忘れていました(笑)。
リア側レバーの軸部にはラチェット式のワンウェイクラッチが入っていて、引きの時はフリクションが小さく、指を離すとラチェットが効いてしっかり止まり、堅実なフリクション動作となります。この小刻みなラチェットの谷間ではレバーがディレイラに引かれて戻るため、トーション特性を指に感じます。このためシフトダウン時のソリッド感が不足しているように感じられますが、これはこれで味付けとして考えれば、なるほど、という気がしなくもありません。
いえいえ、これは明らかに個性、です。
1か月もするとすっかり使い慣れてしまい、実によい感触であることに気付き始め、さらには、かなり気に入ってしまいます。フリクション動作の感触として、デュラのWレバーとは風合いが違いますが、劣るところ全くはありません。むしろこちらの方がワタシ的には好印象。
しっかり仕事をしてくれます。
フリクションWレバー限定で使うのならば、77や78デュラよりも確実かも。
おっと、まだ使い始めてから僅か9か月、2000kmほどしか使っていません。拙速な評価は禁物でした。
*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*
このデザイン以外に、昔のカンパ・レコードあたりを想起させるようクラシカルなデザインの「ENE CICLO W-Shift Lever」というのもあり、なかなか魅力的です。しかもコレはGRAN COMPEだ。こっちにしとけばよかったかなぁ。。。
ところで、お値段。もしかしたら自分が死ぬまで使う(マジであり得る)かも知れないと思うと全く、安いものです。
*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*
それにしても、DIA-COMPEというとても懐かしい響きの名を持つパーツをこの期に及んで使うことになるとは、何というか、基本に立ち返った気分です。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
年式→2014
p.s. このレバーを使ったバーエンド・コントロールやサム・シフターもラインアップされています。