購入価格 ¥8000くらい
忘れ去られるのは惜しいパーツなので記憶をたどりレビュー.写真を見ての通りのサムシフターです.インデックス/フリクションの選択が可能(って当たり前か)、7S仕様だけど一速分遊びがあるので、8Sもきちんとインデックスで引けました.
所謂ラピッドファイアが普及したあとも、数年はレースでこちらを好んで使っている人もいた名パーツ.グレッグヘルボルトも世界戦で優勝したときはこちらを使っていました.理由はいくつか考えられますが、このレバーが販売された頃は2フィンガーのブレーキレバーとシフターが別体だったので、自分のポジションにあわせシフターとブレーキレバーをそれぞれ別個にセッティングできました。このあたりが好まれたのだと思います.事実私もサーボウェーブのついたラピッドファイヤのシフターぶった切って、このシフターと組み合わせ使ってました。
MTBコンポが9Sになってからは、Avidやグリップシフト社(今のSRAM)等の追撃によって重量的にやや重たかったラピッドファイヤ(プラス)は敬遠される傾向があったせいか、シマノもシフターもブレーキ別体のものを出荷する様になりました。よってディスコン、、もったいない。今見ても質実剛健とてもよい作りをしています。
左右入れ替え、XTの名判が丁度進行方向の逆側に無く様に取り付けると、7段一気変速でのシフトダウンも可能です.なにを隠そうこのセッティングはトマックやヘルボルトも行っていたもの、、僕も真似して付け方変えたりとにかく楽しみました.グラフトン等の軽量パーツを使う方にも人気でした.ほぼ外観が一緒のDeoreグレードのものもあり、工具箱をまさぐったら片側だけ出て来た.いつもそうなんだけど、大事なパーツはなぜかかたっぽしかでてこない。靴下なんかもそうだ。
最近はデュラのバーコンとポールのサンビー組み合わせる人が多いのかな?
価格評価→★★★☆☆(まあこんなもんか)
評 価→★★★☆☆(シンプルで使い勝手よし)
年 式→1989だと思います.ちなみに2000年ごろまでは作ってたと思います。