購入価格 ¥7000ぐらい(左右セット)
Dyna-Sysになった後のモデル。トレイル兼街乗り号に装着して使用している。XTのブレーキとセットで使用しているのでクランプはI-Specタイプ。
SLXに比べると大幅に値段が高いが、XTの方が造りはかなりしっかりしており、シフトフィールも違う。SLXの場合は全体的にプラスチックで出来ており、レバーのガタも大きくかなりチープなフィーリングだが、XTはシフトダウンレバーがアルミなのも相まってしっかりした正確な作動感になっている。また、シフトアップ(リリースレバー)は2段階リリースが可能になっているため素早いシフトアップが可能。ただ、1段目のクリック感が若干薄いので、慣れるまではミスシフトする事が時々あった。MTBのカセットは2T飛ばしや3T飛ばしなので、多段リリースがある事のメリットはさほど感じない。使う事は多々あるわけだが、1段リリースのSLXを使っていた時にこの機能が欲しかったかと言われるとそうでもない。人によっては多段リリースがどうしても嫌、という場合があるので、そういったこだわりがある場合を除けばシフターのグレードの選定の際に気にする必要は無いと思う。
フロント用にはモードコンバーターがあるので、フロントダブルでもトリプルでも同じシフターで使用できる。
当初はSLXで十分だと思っていたが、一度使ってみるとしっかりしたフィーリングが気に入ってしまい、もう1台で使っているZeeのシフター(SLX相当)の安っぽさが気になるようになってしまった。非常に良く操作する部分なので、ちょっと良いバイクを作りたい場合は奮発してXTにしてみると満足感の高い仕上がりになると思う。
価格評価→★★☆☆☆(もう少し安ければ)
評 価→★★★★☆(全体的に良い仕上がり)