購入価格 おおよそ¥30,000
交換前はSHIMANO ULTEGRA BR-6800を使ってましたが、リリースレバー固着によりお役御免。
次のブレーキは最高峰クラスと決めていたので、前から欲しかったレコードをポチってみました。
デュラにしなかったのは、アルテグラとアテナという両社のセカンドクラスを使った事があり、フィーリング的にカンパニョーロ社のブレーキの方が合っていると感じていたため。リヤシングルを選んだ理由も同じです。
また、スパレコにしなかったのはボルトなどの素材が若干違うが性能上レコードとスパレコに違いは無いという情報を得ていたためです。
【使用条件】
ブレーキレバー;テクトニョーロR100A
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8366&forum=48&post_id=14310#forumpost14310ホイール;GOKISOホイール ロード用 リムハイト前後38mm
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11346&forum=30&post_id=19660#forumpost19660ブレーキシュー;GOKISO専用
【良い点】
私は、ブレーキは自転車を楽しむために最も重要な部品だと思っている。
いや、自転車に限らず、乗り物は安全があってこそ初めて心に余裕が生まれ、乗って楽しいと感じる事が出来ると思う。
逆に言えば、普通に止まれても気持ち悪いと感じるブレーキは楽しくない。
下手すると、ブレーキが悪いだけで名車は棺桶か十字架、もしくは無差別殺戮兵器に早変わりだ。
この点において、レコードは私を大変満足させてくれた。
ブレーキコントロールはカンパ独特の握れば握るほど強く効いていく感触。特にロック寸前の領域のコントロールが非常にやりやすい。カンパニョーロ社はこのフィーリングを出すためにDスケルトン形状にしてわざと剛性を落としている。それでもMAXストッピングパワーはアルテグラのアーチ使用時に比べ若干良くなっていると感じた。リヤブレーキもロック寸前のコントロールがしやすく、ロックさせようと思えば出来るギリギリの効き。好みにもよると思うが私はこれぐらいが一番使いやすいです。
剛性上げときゃそれで良しみたいなある意味単純な設計思想とは全く違うカンパニョーロ社独自の設計思想は人の感性というあやふやな物に対して1つの答えを示している。
技術屋魂溢れる製品だと思います。
また、リターンスプリングについては買った時のまま無調整で使っているが、アテナよりリターンスプリングがしっかりしておりその分レバーの引きはアルテグラやアテナより重い。しかし、単なるフィーリングの問題で慣れれば全く問題ない。気に入らないなら調整すればいいだけの話。
【悪い点】
剛性が低いためかブレーキが鳴りやすい気がする。
最初の方で書いた通り純正ブレーキシューが使えないホイールでブレーキを運用してしまっているのであまり強くは言えないが、アルテグラの時は鳴らなかったブレーキが鳴るようになった。ただ、激坂の下りでフルブレーキングした時ぐらいしか鳴らないので単に相性が悪いだけかもしれない。
個人的には鳴ろうが鳴るまいが思った通りにキチンと止まれれば気にしないのであまり気にしていません。
【総評】
ブレーキは好みが分かれるところだとは思うが、今のところ私にはこれが最高のブレーキでした。
好き過ぎて2セット目を発注してしまったw
価格評価→★★★★★(安全装置に金は惜しまない)
評 価→★★★★★