購入価格 ¥1385
Vブレーキ車のドロップハンドル化に使用
内容物
外観
表面に微妙なラメ加工?結構綺麗
ショートVではなくコンパクトVとして発売されたBR-R353、R453、R553ですが、公式にSTI"非対応"を謳われているのでこのレビューを過信しないようよろしくお願いします。
グレード差は色、カートリッジシュー、重量と思われます。SHIMANO公式サイトでは見受けられませんが、一応PDFがあります。
http://techdocs.shimano.com/media/techdocs/content/cycle/EV/bikecomponents/BR/EV-BR-R353-3357_v1_m56577569830801173.pdfhttp://techdocs.shimano.com/media/techdocs/content/cycle/EV/bikecomponents/BR/EV-BR-R463_3358_v1_m56577569830801174.pdfhttp://techdocs.shimano.com/media/techdocs/content/cycle/EV/bikecomponents/BR/EV-BR-R573_3360_v1_m56577569830805682.pdfアームリーチは90mm、新スーパーSLR用ショートVと同じリーチではありますが、使用予定のSTIはST-3304で旧スーパーSLRであるので、そこが使用可能かどうが不明な点でした。R353を購入した理由として次点があります。
1、カートリッジシューはMTB用であるので必要ないこと
2、重量は重視する場所ではないこと、剛性差はほとんど無いと判断
3、価格
ショートVとしても圧倒的に安価であり(R463にも言えます)かつSHIMANO製という安心感と剛性があるという点で、他のショートVと一線を画するコストパフォーマンスを持っています。
定番のRX5との大きな相違点として、RX5はテクトロ謹製のロードシュー取り付け可能なカートリッジシューが標準装備されています。が、それは別途購入可能であり、合計の金額差はほとんどありません。
取り付け時の注意点というか、バネの先端が本体の出っ張りに引っかかって反力を作りだしているのですが、その出っ張りから外れてしまうことが多々ありましたので報告させて頂きます。
結果として、使用可能でした。
使用感はVブレーキレバーでVブレーキを引いていたときとほとんど変わりなく、しっかりと効いてくれます。ただ、元のVブレーキはPROMAXの激安Vブレーキでしたので、そもそもの剛性差がでている可能性はあります。
このパーツ自身の剛性はかなり高い水準にあると思われます。過去のVブレーキではフロントブレーキ時の振動は発生しなかったのですが、これに変更してからフロントブレーキを引くとフォークがブレーキの剛性に負けるようにして振動が発生します。ヘッドの玉あたりを疑ったのですが、かなり強いあたりにしても変化がないことから、フォーク自身の剛性不足と判断しました。奇しくも剛性の低いフォークのお陰でこれの剛性の高さが証明されることとなってしまいました。
また、STI自身のテコ比が低いこともあって細かい速度調整も可能です。正直フラットバー時のVブレーキレバーのほうがコントロールは難しいと感じます。
クリアランスについては画像を参照ください。
セッティングをはほとんどポン付けの状態のクリアランスとなります。
細かく煮詰めればもうすこしクリアランスは確保できます。調節ネジについてもちゃんと調節可能です。ブレーキの引き量は半分程度引いたところから効き始めるように調節してあります。
ただし、ブレーキの開放は不可能でした。頻繁に取り外される方はアジャスターをご用意ください。タイヤの空気を抜くことでも対処できるでしょう。個人的にはブレーキ自体を取り外してしまうほうが簡単だと思います。
目についた問題点は少ないのですが、ワイヤー固定がボルトとワッシャの間に挟み込む形なのでワイヤーが潰れてしまう事でしょうか。しかし、このような方式は他の物にも見受けられるので大きな問題ではないでしょう。
コストパフォーマンス良好、STIで引くことが可能、高剛性と三拍子揃った優秀なブレーキです。ぜひ、ご検討ください。
<<2013-1-12 23:15 追記>>
「ワイヤー固定がボルトとワッシャの間に挟み込む形なのでワイヤーが潰れてしまう事でしょうか。」
という記述がありますが、これは真っ赤な嘘です。
正常な使用方法は、本体側にワイヤーを通す溝があるのでそこにワイヤーを通せば問題ありません。
価格評価→★★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→208g