購入価格 ¥2800くらい
3年程前に購入した小径車純正のVブレーキ(メーカー不詳)が大分痛んできたので前後ともシマノ製に交換することにしました.シマノのサイトではこんな写真で紹介されていますが、実物はなかなか高級感があり、とてもこの価格帯の製品には見えません。
【外 観】
実物をご存知の方ならお分かりかと思いますが、側面からみた形状に特徴があります。正面写真では薄っぺらいアーム部の裏側にブレーキシューを納めるボルト類があるのかなと思っていたのですが、アームを中央にボルトが埋め込まれた様になっています(言葉で表現しづらいので写真をご覧下さい)。
【仕様・セッティング】
そもそもこのVブレーキはティアグラ同等とのこと。これより上位モデルに105同等のもの、そして下位モデルとしてSORA同等のものがラインナップされていますが、本モデル以上がブレーキシューが船付となります。シュー丸ごと交換するよりは船にパッド部分を差し込む方が交換・調整が用意なこと や キャリパーそのものの価格差も然程大きくは無いので、本モデルに交換することにしました。
尚、このブレーキ自体はフラハンの700Cロード(というか、クロスバイク?)用のコンポと思われ、ブレーキシューは前後にかなり長いです。この為20inchの小径車ではブレーキシューの上下位置の調整が幾分シビアです。おそらく20inchより小さなホイールの場合は、ブレーキシューをロード用とするなどの工夫が必要になりそうに思われます。
一方、ご覧の様なセッティングにおいても、カンチブレーキの場合、リムよりブレーキ自体の回転軸は下になりますので、ブレーキパッドが摩耗した場合、パッドの軌跡はリムの下方向に移動することになります。よって、摩耗時ロードのキャリパーとは異なり、ブレーキシューがタイヤサイドに接触することは稀だと思います。
【使用感】
ワイヤーも非純正だったため、シマノのものに交換しました。両者の組み合わせでの引きの軽さは無印品とは比較になりません。とても軽く、リニアに効きます。パッドの感触はニュートラルでロックする程のものではなく、こうした小径車の用途にあっている様な気がします。ベース車両がジャイアントのエスケープミニなので、車体価格を考えると随分高額なブレーキという事になりますが、製品価格としては健闘しており、交換して良かったと思います。
見た目も悪く無いので、自転車が引き締まりました。こういうさりげないパーツ、嫌いじゃありません。
価格評価→★★★★☆(低価格にもかかわらず精巧です)
評 価→★★★★☆(必要かつ十分、というか、無印品はダメでした)
<オプション>
年 式→2014
カタログ重量→N/Ag(実測重量:未計測)