初投稿です。
購入品はクランクブラザーズ謹製シートポスト。試用期間は大体1年。
第一印象は、ものすごい軽かった。あと、箱がかっこいい。漆黒の箱に、ほんの少し輝く金の櫓。
クランクブラザーズはアメリカの企業だが、日本のわびさびを理解しているのだろう。
ここで本題、肝心の性能について。
シートポストの性能といえば、主に次の3つが挙げられると思う。
①ポストの耐久性、しなり
②やぐらの耐久性、及びユーティリティー
③エアロ性能
今回はMTB用のシートポストなので③は除外する。
①について、硬い。かなり硬い。曲がらない。いわゆるカーボン特有のしなりは感じられない。
そのせいかどうかわからないが、ややフレームへの装着に難がある。なかなかフレームに入らないのだ。シートクランプなしで固定できるほどだ。
一苦労して差し込んでも、抜く際にもっと苦労した。ガリガリ、塗装が剥がれてしまった。
もう一つ文句を言いたいところは、シートポスト下部のメモリーガイドである。
ポジションを出したりするときに皆さんはここを活用されるだろう。
だが、このシートポストのガイドは使いにくい。なんと、丸型のクリアハゲのようなものが均等に並んでいるだけである。
シートポストを抜く際にクリアが少し削れ、見にくくなってしまった。なので、傷ついてない部分を写真として載せる。
②やぐらについて、これは欠陥品である。
ちゃんと固着防止のパウダーを撒きしめたのにもかかわらず、金属のやぐらがカーボン部分に固着してしまった。
というか、初めからかなり建て付けが悪かった。箱から出してサドルをつけた瞬間から具合が悪かった。
私はあまり詳しくないのだが、これが金属と炭素の物性の違いから来ているのであろうか?
詳しい人が居たら教えて欲しい限りである。
曲線上のレールで角度を変えるというアイデア自体は優秀である。
レールが固着しなければ、かなり使いやすい。
価格評価→★★☆☆☆(やや高い、がガイツーによっては時たますごい安い時がある。)
評 価→★☆☆☆☆(軽さを求め、ロングライドや日常使いしないのならおすすめできる。)
年 式→2011
カタログ重量→ 157g(実測重量 153.1g)(31.6 x 280 mm、満足のいく軽さである。)