Fizik Cyrano カーボン シートポスト

購入価格 ￥13500

フィジークのカーボンポスト。
購入を決定した決め手は
・2本締めの調整機構が使いやすそう。
・保持力最強っぽい。
・ポストの端が斜めに切られている。
・ブラック単色でステッカー貼れば好きなメーカーのロゴが入る。

重量はかなりダメ。発表重量と実測重量はかなり違う。
多分アルミポストのほうが軽い。
31.6×270mmで実測200gジャスト。
店にあった31.6×310mmは実測230gほどあった。
シリコンのダストキャップ的なモノが6gあった。
もちろん軽量化のためにダストキャップ的なモノは外した。

重量はダメダメだが、サドル角度の調整は非常にやりやすい。
iPhoneの水平計を用いることで、コンマ1mmまで角度を調整可能。

価格評価→★★★☆☆
評　　　価→★★★☆☆
＜オプション＞
年　　　式→2010
カタログ重量→　g(31.6×270mm実測重量　200g)

購入価格￥12,500 @ セオサイクル

27.2mmx330mmを買いました。
ユニディレクショナルカーボンの化粧レイヤーにセミグロスブラックのペイントでロゴを抜くというかなり精悍な外観が特徴です。似合うバイクを選ばず、とても格好良い。

このポストはクランプ機構が独特です。前後2本締めがベースになっていますが、前側のサムホイールが付いたボルトでサドル突き出しの位置を決めたら、後のボルトを締め込んで固定するという手順で締めます。前傾がきつすぎる場合は後を緩めてサムホイールも緩め、逆に前上がりになりすぎる場合はサムホイールを締めながらといった具合に、水平と固定力がうまくバランスするポイントを探していきます。シャフト側にバレルナットを埋め込んで同じようにセッティングをだすポストは他にもありますが(eg.Giant、MOST、Cervelo etc)、Cyranoはサムホイール付でセッティングが出しやすくなるよう配慮されています。5mmヘックス1本と水平器のみでできるので、苦になりません。アッパークランプが低く作られていて、サドルが撓って底がクランプに干渉することがないようもなっています。クランプ自体のスタックも低いので、サドル突き出しがホンの少しながら増えるというのも、密かながら嬉しいおまけ。Fi'zi:k謹製なので、7x9mm楕円と断面形状が特殊なCarbon Braidedレールとの相性も完璧。レールサポートは47mmとたっぷりとってあるので、ボルトを馬鹿締めする必要はありません。

と、機能的には3T DORICOと同じくらい気に入っているのですが、不満はあります。
そう、重量です。
205gありました。特にクランプ機構が重く、前後ボルト・ナットはすべてスチール製で形状が特殊なものばかり。交換できたのは後側のM6ボルト1本のみで、3gしか落とせませんでした。フロントのサムホイール付ボルトはM7という嫌がらせのようなサイズで、しかもヘッドがピロボールジョイントよろしく球形になっているという相当にヘンテコなボルト。いっそリコイル埋め込んでM6化するか、タップ立ててM8化するかして無理矢理ボルトチューンしてやろうかとも考えましたが、ボルト換装だけだと10gも落とせないでしょうから労力に見合わないチューンだと思って諦めました。少し位値上げになっても良いからチタンボルト採用して欲しかった･･･

国内で買ってもそれほど価格差はないですし、格好良くてセッティングも楽な良いポストです。

価格評価→★★★★★(カーボンポストとしてはお手頃)
評　　　価→★★★★☆(処女作としては上出来。あとは3Tと同じくらいのがヤル気が欲しい)

年　　　式→2011
カタログ重量→　200g @ 31.6x330mm (実測重量 205g @ 27.2x330mm)

購入価格 ￥11000くらい

・ロゴやラインなどが目立た無いシンプルなもの
・カーボンレールに合うもの
・調整が楽そう
という理由で選んで買いました。

　3TのDORICOを使っていたけれど、レールのクランプが細い爪なので固定幅が狭く、レールにキズが付く位なので、カーボンレールを付けるのは危険そうと判断しこちらを購入。

　角度の調整方法は、リアの固定ボルトを緩めフロントのアジャスターを回しリアを締めれば良いだけなので簡単で微調整が可能。サドルの前後位置の調整は、リアを緩めてサドルを動かしてボルトを締めれば角度はそのままで前後調整ができるのでかなり楽。（ボルトの締付けトルクの管理は必要）

　レールの固定に関してはクランプ全体でレールを締めている感じなのでカーボンレールには特に向いていると思います、fizik以外のサドルでも試しましたがレールに傷が付かないのでちゃんと均一に固定されているようです。

　ポストにはめるシリコンのダストカバーが付属しています、個人的には無くても良いですが、雨の日や濡れた道を走るなら付けたほうが良さそうですね。
シートポストの高さを調整する時は目安になるのでちょっと便利です。

　パイプ径は結構精度が良いかもしれない、3Tのはシートチューブに挿し込む時にスカスカで緩かったけどfizikのほうがきっちり入るので（自分のバイクには）相性がいいようです。

　重量に関してはあまり気にしていないです、fizikは書いてある重量の一割くらい重いのが普通…とサドルで経験してるのでこんなもんかなという感じ。クランプ部分が重そうなので後々もっと軽くしてくれるでしょう。

　ひとつだけ不満を言うなら、リアのボルトの六角の穴がなぜか緩くて締める時にナメそうで怖いです。ボルトの締め過ぎ対策なのか、ボルトの精度が良くないだけなのかわかりませんが、締めるとソケットの六角が引っかかって抜けなくなるのでいつかはナメてしまいそう。
M6×30のボルトで代用できそうなので、チタンボルトに交換予定です。

　調整が楽でレールの固定も良いし見た目もシンプルなので個人的にはベストです。

価格評価→★★★★★（国内価格も安い）
評　　　価→★★★★★（★4.5） 全体的な作りは良いです
年式:2011