購入価格 ¥30,294
キャニオンとエルゴンの共同開発。
2分割されたカーボン製のシートポスト。リーフスプリング機構で衝撃を緩和する。というメーカーの解説。
新しいフレーム(RIDLEY FENIX SL)を組むに当たって、27.2mmのシートポストを探していました。
ロングライドでの快適性を求めてこのシートポストを選びました。どうせ他のシートポストを買っても後々欲しくなって買いかえるだろうと思い、高価でしたが思い切って購入しました。
※購入前の注意点
制限体重100kg以下
ポスト長:330mm
有効長:145~245mm(フレーム上端からヤグラボルトまで)
ピラーの出代が少ないサドルが低めの人は購入前に要確認です。
オフロード走行不可。
マニュアルより「CF3 プロ カーボンはロードバイク専用設計となっており、道路での走行を想定して設計されています。XC レーシング、フリーライド、ジャンプ、デュアル スラローム、ダウンヒル、その他の大きな衝撃を受けるオフロード走行/ マウンテンバイクでの走行には絶対に使用しないでください。」
※パッケージ
Suspension VCLS Seatpost。
パッケージ上は220g。
※取り付け
購入した商品には日本語の説明書が付属しなかったので、エルゴンのホームページからダウンロード。
サドルの角度調整はやや面倒くさいです。
2分割されたシートポスト本体(リーフスプリング)を仮組し、フレームに挿入。角度を決めて、角度が変わらないようにフレームから取り外し、リーフスプリングを本締め。
シートポスト根元のボルトで2本のリーフスプリングを固定。
角度調整の度に、フレームからシートポストを抜く必要があります。出先でのサドル調整は避けたい・・・
角度調整の目安ライン。分解清掃時の目安に。
リーフスプリングの間に付属のグリース(カーボン用アッセンブリ ペースト)を塗布するように指示されています。
これは滑り止めの意味もあると思いますが、そんなにザラザラした感触は無いのでシートポストがしなる際に、お互いが擦れる為だとも思います。
また、マニュアルにはこう記載されています。
「100~300km(60~185マイル) /4~12時間の走行ごとに洗浄を推奨します。
2,000km(1,250マイル) / 80 時間の走行ごとにCF3 シートポストのすべてのボルトのチェックをおこなってください。」
あまり雨天走行や、悪路には向いていないかもしれません。
リーフスプリングの間に砂利でも入れば異音の原因にもなるかもしれません。現在600km弱使用していますがが、そういった異音は出ていません。
バラバラに分解できるのでメンテ好きの方には向いてるかも?
ヤグラ部分。
前後調整は他のシートポストとは大きく変わりません。
ヤグラを前後反転できるので、調整幅は大きめかと思います。
楕円形状カーボンレール用は付属せず別売りです。
サドル高はシートポストのしなりを考慮して5mm高めにセットするように指示されています。
※走行インプレ
使用バイク:RIDLEY FENIX SL
使用サドル:ASTVTE SKYLITE VT
振動吸収性の高いフレームに、快適性の高いサドル、さらにCF3 Pro Carbonという組み合わせ。
初ライドの時はあまりの衝撃の無さにビックリしました。
路面の継ぎ目を越える感触、目の荒いアスファルトの感触はほとんど感じられません。
バイクが跳ねるほど路面が大きく荒れている所では流石に効果は薄いです。(当たり前ですが・・・)
まさに板バネです!
リーフスプリング機構の"しなり"を感じられるかと言うと、平地でクルクル回して流す分には体感できません。私が鈍いだけかも知れませんが・・・
シッティングで思い切り踏み込んだ時、大きなバンプを超えた時は流石に体感できます。
大きなバンプを超える時は腰を上げることになるのですが、気づかずに突っ込んでしまった際に、バイクと自分がが跳ねた反動でサドルから発射される様な感覚を受けます。(笑
また、しなった際にサドルが前上がりになるといったことは無いようです。
※結論
ロングに限ることなく効果を実感することができる。
ロングでのダメージを軽減させられるはず。
値段なりの効果は得ることができた!
価格評価→★★★☆☆(とにかく高い!数年で1万円以上値上がりしている。)
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2016
カタログ重量→232g(実測重量 238g)
ここまでやると例のステムにも手を出したくなる。