購入価格 ¥9,000(ヤフオクの新古品)
商品サイト:
http://www.diatechproducts.com/brooks/b17_aged.html【まとめ】
ブルックスB17の内、特に馴染み易く加工された物。その分寿命が短いとされているが一般的な使用なら問題ない。
製造段階でワックスとオイルが塗り込まれているので、ユーザーは手を加えずに使った方が良いようだ。
【購入動機】
以前はB17Narrow(黒)を使っていたのですが、購入直後にスキー用品用のミンクジェルを大量に吸わせたら柔らかくなったものの全く馴染みませんでした。
ある時、雨天走行後に雨を弾いていた(!?)サドルを見て、「皮サドルが馴染むのは汗(水分)で部分的に型崩れする事ではないか?」と思い立ち、再度購入してリスタート。
Narrowからスタンダードにしたのは、自分の場合尻全体に体重を分散させた方がダメージが少ないからです。
AGEDにしたのは、なるべく早く馴染ませたかったから。
尚、B17は銀杏の葉のような形をしているので、サドル幅が増えてもペダリングの影響は変わらないようです。
【所見・インプレ】
形状はB17スタンダードと同じですが、皮の処理の違いでつや消しの黄土色っぽい感じでした。(新品同時の画像はありません)
正直、新品の状態だと安っぽかった(苦笑)
製品の説明では通常の処理よりも柔らかいとの事ですが、押したぐらいでは分かりません。
元々、B17の形状が自分に合っており馴染む前でも好感触だったので、馴染んだ時期というのは特にありません。
使い始めると、擦れた所の色が濃くなり飴色になっていきます。また、汗を吸ったところは黒ずんでいくようです。
前述の仮説を基に、霧吹きで軽く湿らせてから走ったこともあります。また、オイル等は一切塗っていません。
記録を取っていないので大雑把ですが、4年半7800㎞使用して現在はこのようになっています。
骨盤が乗る辺りが凹んでおり、私の場合はこれぐらいで十分なようです。
半年前の初ブルべの際はパールイズミのメガメッシュインナーパンツを併用して無事に走り切りました。
かつて自転車仲間から「ガラスの尻」と揶揄された私が200㎞を走っても尚、お尻にダメージが無かったのは馴染んだサドルの効果が大きいと思います。
基本雨天時は走りませんが、非常用にシティサイクル用のレインカバーを常備しています。
形は合いませんが全面をカバー出来るので十分です。
欠点としては、他のB17でも言えることですが後退量が少ないという点があります。
これについてはパーツの組み合わせでオフセットの大きいシートポストを作りましたが、
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=14254&forum=106日東からB84という対応品が出ていました。
B84については、もうしばらく使ってから別途レビューしたいと思います。
【総評】
色と重さと後退量と価格に折り合いが付けば、そこそこの期間/距離で良い座り心地が得られるサドルです。
前述の通り、色の変化が大きいので育てている実感もあります。
当然、皮サドルなので対候性や軽さは諦めましょう。
価格評価→★★★★★(ある意味、サドル沼から抜け出る最終手段)
評 価→★★★★☆(今時のフレームで使うには制約が多い)
<オプション>
年 式→2013年5月購入
カタログ重量→ 520g(実測重量 525g)