購入価格 ¥4,604(税+送料込)
その名のとおり雑多な荷物(主に小物類)をまとめて、バックポケットに収納できる巻き取り型のポーチ。カバー付きのメッシュポケット2つと、チャック付きのポケットひとつを同一平面上に配置。それを巻き取ってベルクロで固定することで、ケース化する構造になっています。
いろいろな小物をただ持ち運びたいだけなら、全部をバックポケットに突っ込んでおけばいいだけのことです。ひとまとめにするにしても、台所からジップロックを拝借してくれば済む話。消費税と送料込みで5,000円近くを支払ってこんなグッズを購入するのは、心の中に飼っている物欲の邪神に踊らされただけ。ハッキリ言って、無駄な買い物なのかもしれません。
しかしながら、バックポケットへの小物全投入やジップロック収納だと、取り出したいものへのアクセス性が今ひとつなのは否定できないところです。
一方、このケースに入れておけば取り出したいと思ったときに、バックポケットからサッと取り出してベリッと開けば収納したものが整理されて並び、すぐアクセスできる状態になっています。普段の状態ならともかく、走り疲れてヘロっているときには思いのほか大きなストレス減になるはずです。
走って帰ったそのあとは、そのままケースをしまっておけば小物類はすでに準備完了状態。次に走りに行くとき、出発前に「あれも、それも、あとこれも…って、あの小物どこにしまってたっけ?」など、持ち出すものを探してドッタンバッタン大騒ぎすることもありません(「ちゃんと小物類をしまう場所決めておけよ!」というツッコミ不可)。
収納できるだけ荷物を詰め込んで巻き取ると、バックポケットに入れるときはさすがに大きさを感じます。とはいえ、走り出してしまえば気にならならい程度で、実際200km以上走ったときもストレスに感じることはありませんでした。MOTHERLODEさんお得意の風合感を持った撥水生地が使われていて、ツルツルした感じもないのでバックポケットから落下する不安も感じません。
MOTHERLODEさんのサイトによると、チューブや小型ポンプ、CO2ボンベなどを収納することで「サドルバッグからの解放」を目指して作られたのだとか。
すみません、私はそんなメーカーさんの意図をガン無視して、小型のワイヤー錠にモバイルバッテリーとケーブル、イヤホン、アミノ酸と芍薬甘草湯のスティックなどなど、サドルバッグから溢れ出たものを収納しています。「あると便利だけれど、最悪無くても走行は可能」ぐらいの優先順位のものを入れておけば、万一紛失したり持ち出し忘れたりしても最小限のダメージで済むのでオススメです。
また、縫製や素材感が実にイイ感じなので「自分はいいモノを使っている」という自己満足感は、必要以上に充たされます。
価格評価→★★★★★(少量生産+手間+オリジナリティを考えれば適正かと)
評 価→★★★★★(不満ありません)