購入価格 ¥190,000くらい
出てしばらくしてから買いました。今でも現役です。
といってもTHE Quarqは健在でして、一回修理に出しました。
今のQuarq製品は新品時から安定していますが、昔は「2回修理に出してやっと安定する」って
いうプロダクトでした。ガーミン製品もそうでしたね。アメリカって(略
当時修理したのも微妙なところで、後日のファームアップで直ったのではないかと思っています。
だとするとEMS代の3500円くらい+やりとり時間プライスレスで徒労になったような…
さておきクランクですが、スパイダーは4アームに見せかけた5ボルトです。
1本はカンパのようにクランクの裏に隠れていて、インナーリングに特殊ナットを軽圧入して
留めてあります。通常の5ボルトチェーンリングも使えますが、位相が180度変わりますので
変速性能は落ちます。シマノのチェーンリングはカブトガニ時代からオフセットが大きくて
厚みもあるので、チェーンラインが合わないかもしれません。ご注意を。
重量については当時最軽量を誇っていたと思います。今では重めな方ですが充分軽い。
REDは柔らかいなんて言われていますがそんなことはありません。少なくともQuarqで使っている
カーボンアームは充分にガッチガチで、このアーム自体は今でもREDから下位にまで流用されてます。
通常のREDクランクだって、もし常人が柔らかくて困るなんて言ってたらグランツールでスプリント
獲れてないですよね。
パワーメーターについてですが、どこかで温度センサーがどうたらこうたら言われてましたが
センサーはついてます。古いファームだと若干温度補正が下手でしたが、気にするほどのものではあり
ませんでした。これもファームVer.14あたりからかなり正確になりました。
マニュアルゼロ行為もVer.19あたりから不要になっているようです。
なお両足のバランス計測が出来るのも売りでしたが、今は下位までできるようになってますね。
この計測は仮想なので”条件によっては”正確性には少し欠けます。
というのも、先日出走早々にクリートが壊れて片足の引き足を使えない状態になったときに、もう片方で
カバーしながら走ったところ、壊れた方の足の方が強いという結果になっていました。
絶対そんなことはないと確信できるペダリングをしていたので、これは「壊れていない方でカバーするために
引き足を使ったから」だと思います。
まあ、身体や機材が普通の状態なら充分信頼できる値になると思います。
SRMほどではないにしろ、すごく簡便なパワーメーターです。(になりました)
元々ストイックな機材であるSRMの後追いなので、初期アプローチが異なるパイオニアなどと比べるのは
ちょっとナンセンスかもです。
あ、そうそう。GXPのクランクは目一杯締めてください。
REDはチタンアクスルの関係かわかりませんが、極めて勘合が硬いので途中でギブアップしそうになりますが、
諦めずに締めきってください。「回転が重い」とか言って緩める人がいますが大大大間違いです。
緩めたらスピンドルが早期に壊れますよ。
GXPはシマノ方式とは全く異なります。
価格評価→★★★☆☆ 空前の円高でも19万もしました。それでもSRMの半値ですけど。
評 価→★★★★★ 5年近く問題なく動いています。