購入価格 ¥60,000(海外通販・チェーンリングなし)
一昨年くらいにPBKでセールとなっていたため購入(記事掲載時もPBKで購入可能ですが、日本語サイト版だと商品が出てきません)。現在でも同じくらいの値段で購入できそうな感じです。
上位モデルのカーボンクランクが違うサイトで7万前後で買えてしまうのですが、個人的にアルミクランクが好きなのと値段の安さでこちらを選びました。
なお、レビューとして今まで使ったことのあるROTOR(2in)とSTAGES(左のみ)との比較が混じります。
計測項目:
ケイデンス(マグネット不要)
パワー:測定誤差±1.5%くらい
左右バランス
の3つとなっており、トルク効率だのペダルスムースネスだのペダモニやROTOR2inに搭載されてるステキ機能はありません。
また、STAGESなどではほぼ毎回とされるキャリブレーション(校正)が自動でされるため、ライド前のひと作業がなくなります。なお、サイコンやスマホから手動でも普通にできますし、ライド中でもクランクを逆回転(5回くらい?)すれば簡易の校正が可能です。
規格:
スラム傘下のためGXP(最近はdub)規格であり、シマノクランクからは正攻法だとBBごと交換ですが、サードパーティーからシマノ→GXPに変えるスペーサーが安い値段で出ており、案外簡単に移行できてしまいます。
あと、TREKのBB90で間違いなく使える数少ないクランク型パワーメーターです。(ROTORは30mmシャフトでインストール不可。STAGESはフレームクリアランスが足りない可能性有)
使用感:
パワー表示としては、数値の変動の反映がSTAGESとかと比べて爆速で力を抜いた瞬間すぐに変わります。STAGESはハズレだったのか電池を変えたりしてもパワー表示が遅れたり、走行中突然0wになったりしたのですが、これは一切なく使いやすいです。
剛性としては、シマノのDURAやROTORには遠く及ばない仕上がりになっており、105のようなふにゃっとした感じのクランクです。微妙に力を受け止め切れてない感がします。
チェーンリング:
このクランクはチェーンリングが付いてこないため買う必要がありますが、SRAMだと変速性能がアレすぎるため、現在praxisworksのものを使っています。それに、ROTOR Q-ringsのようなチェーンリングボルトを留める部分が円形のものを使う場合は、チェーンリングを加工(一部を切削)しないと使えませんので気をつけください。
あと、シマノのチェーンリングを使える製品もあるので、シマノユーザーでもクランクのチェーンリングがそのまま使えます。
総評:
パワーをほぼ正確に素早く表示させ、廉価盤ですが性能としては一般ユーザーには申し分ない物に仕上がっており、固いクランクを求めるシリアスレーサー以外で両足計測のパワーメーターを使ってみたい人とTREKユーザー(BB90フレーム)にとってオススメの製品です。
それに、値段が安い(海外通販)のもあり、同じような製品でペダモニやROTOR、SRMあたりが競合で考えられますが、どれも定価20万近くし、海外の安い新品を探しても両足計測モデルは10万は超えてしまうため現代重要視されるコスパもとても高い製品となっています。
価格評価→★★★★★(←両足計測として破格)
評 価→★★★★★(←ほぼ文句なし)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→780g(実測重量:量ってないです)