日本最大規模のヒルクライムレース。
2012年で9回目と乗鞍や草津よりも歴史は浅いですが、
5000人以上の圧倒的な参加者数は日本一でしょう。
首都圏からも多数の参加者を迎えて日本一の山が舞台のこのレースは人気も圧倒的、
インターネット申し込みは数時間で締め切られました。
前日の段階で雨の予報だったので参加を悩みましたが、せっかくなので参加。
中止でも美味しい吉田うどんでも食べてくればいいかと山梨で向かいました。
吉田うどんを頂いたあとに、前日受け付け会場となっている富士北麓公園に行ったのですが混雑していて駐車できず。
警備員さんたちの誘導が上手ではなかった。
仕方がないので3km離れた公園に駐車して自転車で申し込みを完了……のはずが、
申し込みハガキを車内に置き忘れてしまい、200円を払ってハガキを再発行して申し込みを完了しました。
赤城山ヒルクライムのように前日受け付けでも検車がなく、事前に調整したとはいえ、初心者には少し不安でした。
駐車場が午前に4時に開場される関係で翌日は3時半起き。
4時半頃に到着すると、すでに何台もの車が駐車していて、参加者たちが愛車の点検に取り組んでいます。
私はタイヤがパンクしていないかどうかのチェックだけなので、5秒で終わるなーと思いながら時間まで車内で仮眠。
6時近くになり会場まで荷物を持って移動します。
寝る前から点検している周り人たちはまだ最終チェックに余念がありませんでした。すごい気合の入れ様。
6時10分で荷物の預けが終了するのでさっさと預けます。
預けた荷物はゴールまで運んでもらえるので、ゴール地点と下山の寒さを考えて防寒着などを詰めます。
防寒着を預けてしまうので、軽装でスタートまでの1時間ほど待機するのことになります。寒さに弱い人には厳しいかもしれません。
スタート前に開会セレモニーが開かれ、お偉いさんの挨拶と鶴見辰吾さんやシャ乱Qまことさん等、ゲストライダーの紹介がありました。
セレモニーが終了して7時からスタート開始。300~400人単位に分けられた14グループが5分刻みにスタートしていきます。
それでも1グループが多いので、後ろの方にいると会場を出るまで2,3分かかります。
会場を出てしばらく行くとセンサーがあり、その横を通過すると計測開始。
標高差1255m、計測開始地点からゴールまで24kmの長丁場が始まりました。
コースはそれほど急な激坂ゾーンはありませんが、ゆったりとした上りがいつまでも続くようです。
補給食はフロントバッグの中のウィダーインゼリーと参加賞で貰った300mlのCCDドリンク。
給水は2ヶ所だけなので水分補給には注意が必要です。(速い人ならばそこまで問題ではないかも)
自分は給水1箇所とCCDドリンクで乗り切りました。快晴だったらもっと必要だと思います。
天気は終始どんよりとしていて今にも雨が降り出しそうでした。
灰色の空の下、参加者たちの呼吸音と自転車をこぐ音が聞こえます。
ゴールとなる五合目まではほとんど距離表示が大きく出ていなくてペースが掴みづらい人がいたかも。
(運営が出していたのは私が見た限り、残り7kmの1箇所のみでした。)
折りたたみ自転車での参加が珍しかったのか、追い抜いていく参加者の人から
「がんばれ!」「大変そうやな!気張りや!」「その自転車欲しかったんだよ」「あんたサイコーだよ!」
と暖かい声援(?)を頂いて登り続けます。
すべてが上りというわけではなく、平坦な部分や下りも少しありました。
2つ目の給水所での太鼓のパフォーマンスに勇気づけられ、最後のトンネルをくぐるとゴール。
タイムは1時間40分を切りました。2時間が目標だったので嬉しい!
今年はゴール地点の大きな駐車場が工事中のため使用できないので、
すぐに預けた荷物を回収して帰ることになりました。
残念ながら私が帰り始めた辺りから雨がポツポツ降り始め、
途中からは霧が出て視界が悪くなりました。
上りでも下りでもヒヤリとしたのはグルービング工法。
水はけをよくしてマーイカーやバスなどのスリップをふせずために道路に縦溝が掘られているのですが、
これが自転車にはヒヤヒヤもの。
この日のように道路が湿っていたり、霧やスピードの出る下りではハンドルを取られることもありますので、
特に下りの際は気をつけましょう。
無事に下りきるとおいしい吉田うどんをいただけます。
価格評価 ★★ 参加費は正直高い。参加賞はしょぼい。ツールド草津と同じサコッシュだけど、作りがとても貧弱。
評 価 ★★★ 雨だったのが悔やまれます。天気が良ければまた参加したい。
年式 2012年
早朝からレースの調整に余念がありません。
さすが日本最大規模のヒルクライム大会。
五千人分のうどんの具を作っている所。吉田うどんはこのあたりの名物です。