国道18号を軽井沢方面から西に向かうと、「追分」というあたりで「浅間サンライン入口」という看板が見えます。もしあなたが国道18号を沿って小諸方面に向っている場合、迷わず「浅間サンライン」に入りましょう。国道18号よりずっと交通量が少ないだけでなく、より高い場所にある道なので見晴らしが最高です。低地になっている左手側の景色をたっぷり楽しめます。
見晴らしの良い道がひたすら続きます。基本的に下りっぱなしです。帰路を想像すると軽く鬱が入りそうになるくらい下りっぱなしです。もうどんどん下ります。写真を撮っている暇がありません。勾配はそんなに急ではないのですが、距離があるため気がつくと60km/h以上出ていたりします。集中力が低下している時は過信せず減速しましょう。
さて、この浅間サンライン。最初のトンネル(「松井トンネル」)と次に続く「高津屋トンネル」の中間地点で左折してみましょう。そう、その道は一部で「日本のラルプ・デュエズ」と呼ばれているらしい(!?)高峰山へと到る「チェリーパークライン」にぶつかります。これを下ることにします。登るのはまた今度にしましょう。お、おぼえておけよ! 今度はタダじゃ済まさないからな!
この「チェリーパークライン」を下っていくと小諸市内です。これがまたすごい。坂の町です。「シャカリキ」もびっくりな坂の町です。こんなところになぜ町があるのか理解できません。自転車もほとんど見かけませんでした。小諸に生まれ育ったらたぶん自転車が嫌いになるのではないでしょうか。衝撃のあまり写真を撮るのを忘れました。
小諸駅近くの「懐古園」を通り過ぎ、大久保橋を渡り、千曲川を眺めます。荒々しい川面が美しい川です。
千曲川沿いに少し走り、「もどり橋」経由で再び小諸市内に入ります。この後、141号線を東に向います。するとやがて「浅間サンライン入口」という看板が見えるはずです。そう、直進すれば18号線ですが、ここでも左折して浅間サンラインに戻れば良いわけです。
浅間サンラインに戻るこの直線道路は「グリーンロード」というのですが、これまた登り甲斐のある坂です。ものすごい勾配ではないのですが、なんというか、「ちょwww まだ終わんないのかよwwww」と四回ほど呟けます。ようやく浅間サンラインに戻ってからも、口笛を吹きながら豪快に下ってきたあの道を登っていくわけですから、ただではすみません。
巨大な峠とはまた一風違った坂道を楽しめるルートです。たいへんおすすめです。
評 価→★★★★★