レンタル料 ¢15/分
アメリカ合衆国のシェアサイクルは、州によって異なる業者が展開している場合があり、
ある州では寡占的に配置されているシェアサイクルが、別の州に行くと
名前すら目にしない、などという事も多いです。
そんなアメリカでシェアサイクルサービスを提供している事業者のひとつが「Lime」です。
町が指定する駐輪禁止区域以外なら どこに止め置いてもよく、
どこに止められても 夜のうちに回収されて最初の駐輪所に戻されるようになっています。
と、それだけなら 普通のレンタサイクルとあまり変わりませんが
ライムは 電動式のキックボードも貸し出しています。
「電動アシスト」ではなく、完全な「電動」な点が面白いです。
ハンドルバー左側に小さなスロットルが付いていて、
ひねると 時速15マイルまで加速していきます。
それなりに舗装がきれいで平坦な道路を選ぶと、最高時速18マイルまでは出すことが可能です。
前輪にはブレーキがなく 後輪のみ、時速24kmを超えてもモーターが切れない、
ヘルメットの装着義務が無い(子供と老人を除く)、など これが日本だったら
道路交通法に抵触しまくりだろうなー、などと考えてしまいます。
それ以前に交通事故を引き起こしまくって 国から禁止される可能性のほうが高いですが。
画像 奥の自転車はライム色ですが、僕個人の自転車であって Lime bikeとは一切関係ありません。念のため。
電動「キックボード」と書きましたが、現地の人は「Electric Scooter」と呼んでいました。
ウェブサイトにも そう書いてあります。
まだサービス開始から日が浅いらしく、台数も潤沢とは言えないので、
Limeの駐輪場に行っても 貸し出し中であることがほとんどです。
では どうやって探すのかというと、
Limeに限らず アメリカのシェアサイクルは 独自のスマホ用アプリケーションを持っていて、
自転車やスクーターに取り付けられたGPSから 貸し出し中でない車体を検索して
地図上にリアルタイムで表示してくれるのです。
スクーターの画像をよく見ると、ハンドルの上のほうに緑色のボックスがくっついていますが、
これはバッテリーケースではなく GPS機器を収納している箱です。
このスクーターの市販モデルは この箱がついていないので間違いありません。
で、アプリを見ながら どこに止められているのかを探し出し、
車体に貼り付けられたQRコードを 専用アプリでスキャンすればOKです。
支払いはクレジットカードを事前にアプリへ登録しておくので、そもそもステーションに止められている必要が無いのです。
アメリカを訪れる方は ぜひ一度乗ってみてください。
こいつでサイクリングロードを流すのは なかなかに爽快ですよ。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★