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ジオパークとしても知られる伊豆大島のパンフレット。今年の正月休みに現地で入手しました。
歩いても自転車でも面白い伊豆大島ですが、ウォーキングと自転車の情報がA2サイズ2回折り(つまりA4サイズ)にうまくまとめられています。
・・・A4サイズに畳まれています
・・・拡げるとジオウォーキングのコース案内
・・・裏面は島の地図と自転車コースや見どころが。。。
拡げると表がウォーキング、裏が大きな島の地図とともに自転車関係の情報が載っています。自転車面には4つのメインコースの特徴が手際よく紹介されていて、それぞれQRコードでルートラボにリンクされています。おもて面のウォーキングとあわせて、見どころの紹介など、なかなかよくできています。伊豆大島といえば三原山の裏砂漠。あそこをMTBで放浪したい・・・という方にもわかりやすい地図になっています。
よくできたパンフレットです。
いつも思うのですが、こういうパンフレットを作るのって、大変だろうなあ。
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この島で走り応えのある代表的なルートは大島一周とヒルクライム。
ヒルクライムルートは主に2つと、これに加えて激坂系の御神火スカイラインの合計3つですが、パンフレットでは後者は工事中と記載されています(要現地確認ですが2018年1月は大丈夫でした)
50km弱の大島一周は単なる一周ではなく、途中、大きなアップダウンがあり、結構足に来ますが、景色もよく良い道です。
とにかく信号が少なく、そういう意味では非常に走りやすい。というわけで島一周はインターバル・トレーニングのコースとしてもお勧めできますし、ゆっくり走って、脇道に入りながらいろいろ発見する、というサイクリングも面白いです。そんな魅力がよくわかるパンフレットですねぇ。
石田ゆうすけ氏のサイスポ連載にも登場した波浮港界隈なども、なかなか味があります。
自分だけのお気に入りの場所を見つけて、地元の人と仲良くなれば、愛すべき島として深く心に刻まれることでしょう。
というわけでなかなか読ませてくれるよくできたパンフレットでした。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆
年 式→2017
以下完全に大脱線デス・・・
私が伊豆大島に初めて行ったのは20年以上前のことで、それ以来、一体、何度行ったのかわからない位ですが、近年、徐々に自転車持参の来島者も増えつつあり、ロードなどのスポーツ自転車もよく見かけるようになっています。寒風が吹き荒れる大晦日に2年連続で同じ親子に遭遇!ということもあったなあ・・・
なーんて言っておきながら、な何と実は、自分の自転車を持って行ったことが無く、専ら乗るのは普通のレンタサイクル!!(な、何~っ!)
バリバリのスポーツ走行はできませんが、近年は比較的良好な自転車を借りることができます。さすがに三原山登山口までヒルクライム!というのは難しいですが、貸自転車でゆるゆると裏道散歩するのもなかなかいいものです。
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伊豆大島の自転車的徒然・・・
昔と違っていまはジェット船が就航(ただし繁忙期に輪行荷物を載せるのが難しいかも)しており、東京の竹芝桟橋や静岡の熱海港などから日帰りも容易なほど近い島になっています。日帰りで手軽に違う世界を味わうのも良いし、3、4日ほど滞在して、朝食の前に一周道路を周り、昼前にヒルクライム、温泉に浸かって一休みしたら夕食前に脇道を探検。そして日が暮れて、宿の風呂に入ってうまい料理を食べてぐた~っと寝る、みたいな贅沢三昧の自転車ライフを過ごしても良いですし、森の中に出かけてもよいでしょう。(マムシ注意!)
ピンポイントな名所などは今どきはWEB検索するといろいろ出てきて役立つと思いますが、本当は、現場で地元の人に尋ねるのが面白いし、それこそが旅の楽しさでもありますので、私としてはそちらをお勧めします。(とはいっても一周50km近いのに島民が7000人ほどしかいないので、いざというときに人がいなかったりするわけですが、思い通りにならないのが旅、というヤツでして)
伊豆大島と言えば2016年、アジア自転車競技選手権大会と全日本自転車競技選手権ロードが立て続けに開催され、すっかり自転車づいたところに、昨年は大島をぐるりと廻る「御神火ライド」が開催されたそうな。この「御神火ライド」はことしも9月に開催されることがすでに決まっているようですヨ。
関東から簡単に行ける伊豆大島。今年の夏あたり、如何でしょうか!?
私もなじみの民宿さんの物置にロードを一台、常駐させていただこうかと画策中です(いつになるんだか・・・)
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※以下、注意点というか小ネタです
●東京、熱海などから利用できるジェット船は速くて便利ですが、荷物積載量が小さく、繁忙期に自転車を載せ(¥1000)られない場合が想定されます
●一日一往復の大型船は輪行袋入りの自転車であれば間違いなく載せることが出来ます(無料)が、現場の方の指示に従ってください
●自転車持ち込み時は、輪行袋に入れてください
●輪行に関しては事前に各交通機関に問い合わせた方が無難です
●調布飛行場から行く、という手があり、あっという間に着きます(輪行は要事前申請)
●しかし小型機なので揺れることがあります(それが好きだという人は楽しめます)
●飛行機は(魚をさばく)包丁が持ち込み禁止です
●海が荒れるとジェット船は欠航になることがありますが、普段は揺れも少なく快適です
●大型船も稀に、台風で欠航します
●欠航しにくい大型船ですが、波が高いと5秒周期程度の低周波の揺れにやられて気持ち悪くなる方もいます
●船酔いに弱い方は酔い止め薬+ひたすら寝る、でやり過ごします
●船が着く港は役場が近い元町港と、もう一つが岡田港ですが、風の関係で、岡田港に入る率が比較的高いです
●島の冬は風が非常に強い場合があり、体感温度がグッと低くなります
●三原山は高い山ではありませんが、下界と天気が随分と異なる場合があります
●特に元町には貸自転車屋が多くありますが、島内で自転車屋さんをみたことがないような気がします
●ですがところどころに自転車エイド協力店(空気入れ常備とか)があり、元町港では自転車工具の貸し出しがあります
●コンビニはありません
●いつもきれいな車両を貸してくれるトヨタレンタカーから格安レンタカーまで、レンタカー屋さんはいくつかあります
●ラーメン屋なのか単なる普通の民家なのかよくわからないラーメン屋があります
●草ボーボーの狭い小路や登山道を歩くのは大変面白いのですが、マムシ注意です(見たことないけど)
●裏砂漠でガスると何も見えなくなり方向がわからなくなったり、ケータイがつながらないところがあったりで焦ります
●というわけで地理院地図をダウンロードしてオフライン閲覧できるアプリが便利かも
●島の南側から東側は特にクルマ少なくて快適ですが、その分、人もいません
大型船にて・・・2002年8月
三原山山頂登山口から望む表砂漠と三原山・・・2007年12月
三原山山頂登山口に「外輪山警備派出所」! オンロード自転車はここまで・・・2016年12月
三原山の茫漠たる裏砂漠の石ころが火星っぽい(って火星に行ったことあるんか?)・・・2006年8月
日本初の旅客機遭難事故現場であることを説明する案内板が荒漠たる裏砂漠に突然現る・・・2006年8月
三原山初日の出登山で合流した「徒歩日本一周」の勤労者は2005年から10年がかりで歩きつないで日本一周を果たし、その後は歩き残したルートをつまみ歩きし続けているという。累計29000km超!
・・・ 2018年元旦
波浮港、とある不思議空間・・・2018年1月
波浮港の高台で一休み・・・2016年12月
椿トンネルいい気分・・・2016年8月
おなじみ褶曲地層大切断面・・・2016年8月
元町港の定食屋でべっこう寿司を食う・・・2016年1月
洋菓子店(美味いです)・・・2016年12月
うまいパン屋さん・・・2005年8月
岡田港のこんな場所にもポスターが貼られているという気合いの入れよう・・・2016年1月
ココの魚は柵でよし、刺身を造ってもらってよしでサイコー・・・2012年12月
島らしい坂・・・2009年8月
夜の元町港・・・2009年8月
おいっ!この表砂漠から三原山を攻略して裏砂漠に行くぞー!(と言っていたかもしれない皆さん)・・・2009年元旦
元町のスーパーは下着も売っていたりして便利・・・2008年8月
周辺環境が島ならではの風格ある神社の参道を経て初詣・・・2018年1月
2013年10月の台風による山地滑りで山肌が御覧のとおり幾筋も滑り落ち、土砂がこちらに押し寄せ、家屋を押し流してしまった・・・2013年12月
20年来、毎年お世話になっている民宿さんもこの通りで、休日を使って復旧作業の手伝いに・・・2013年11月
ズタズタに寸断された御神火スカイラインが2016年9月にまさかの復旧!!!・・・2016年12月