8月に挑戦した自己ブルベ200kmコース。
ひとつ前に投稿した320kmコースより距離も獲得標高も少ないですが、平地が全く無く、速く走ろうとするとこちらの方が難易度が高いと思います。
流れとしては奥出雲から生山に向かい、そこから新見、日野と回って戻ってきた後、東城に行って、三井野原高原を越えて奥出雲に戻ってきます。
では区切ってコースを解説してきます。
・スタート~生山 約30km
320kmコースの時と同様に大入峠の下りがキツいので注意してください。基本的に下りなので楽なはず。また、コンビニもないので奥出雲でしっかり買い込んでおくか、コースを少し逸れますが生山のポプラを利用すると良いでしょう。ここから先から最後までずっと上り下りを繰り返します。
・生山~新見~日野~生山 約110km
新見方面へ向かって、日野を回って生山に戻ってきます。ここから谷田峠を越えて連続で次は剣山の横を越えます。
谷田峠の下りは長く、道幅も狭い峡谷を走るので注意してください。
剣山横の峠は標高差約470m、距離約25kmとかなりハードです。しかし頂上からの景色は抜群です。走るのが楽しすぎて写真を撮ってなくてすみません。
この区間も当然コンビニはありません。またコースを逸れてしまいますが新見に着いて心配だったら市内の方へ走って行ってコンビニやスーパーに寄った方が良いです。生山まで戻ってくればコース沿いにコンビニがあります。この先もう一度谷田峠を越えるので補給や休憩が必要なら止まりましょう。
・生山~東城 約154km
もう一度谷田峠を越えます。精神的にキツイかもしれませんが、2回目はコースがわかる分、ペース配分に気を配れば楽に走れます。
谷田峠を越えても、もう一つ上りがありますが今までに比べると小さいので多少楽かもしれません。東城には数少ないコンビニが登場します。
残り50km程度ですが、ラストは中国山脈の分水嶺のある三井野原高原まで上ります。例のごとくコンビニがないので、ここでも不安ならちゃんと補給を。
・東城~ゴール奥出雲 約208km
東城をスタートしたらまずは道後山まで上り、備後落合まで下った後、一気に三井野原高原を駆け上がります。
三井野原高原の上りはコースを見るとキツイですが、それなりに道も良いので割と楽に上れます。
ペースによってはここらで周りは真っ暗になってるかもしれません。街灯は少ないので明るいライトを用意してください。
三井野原の頂上はは741mくらいです。ここが中国山脈の頂辺ですが特になにもありません(笑)
ただし、鉄道マニアにとってはここは外せない場所です。
奥出雲の方から汽車でここまで来るなら、全国でもここしかない三段式スイッチバックを利用して汽車が走ります。それくらい過酷な標高差があります。
いきなり汽車が止まったかと思うと、運転手が反対側の運転席に移り、反対に走り始めるので何も知らないと驚くと思います。
ブルベ以外なら、奥出雲方面から汽車に乗って三井野原駅まで輪行の旅を楽しみ、そこから下っていくと日本海までずっと下りを楽しめます。
楽なツーリング、距離を稼ぎたいならお勧めです。
話が逸れました。三井野原を越えてしまえばずっと下って奥出雲。おろちループ橋はとても大きいので写真には収めにくいです。
日本一大きなループ橋なので斜度は非常にゆるいですが、スリップ防止の縦溝が所々あるので要注意です。
もうここまで来たら必要ないと思いますが、出雲坂根駅には美味しいミネラルウォーター「延命水」が湧いてます。必要な方はどうぞ。
ずっと下ったらゴールです。お疲れ様でした。
コースは全長207.8km、獲得標高2623mです。私の場合は走りきるのに11時間2分かかりました。
ブルベなら13.5時間なので順調に行けば問題はないはず。
320kmコースより数字では楽そうですが、平地がないこと、補給の難しさ等を考慮するとこちらのほうが難易度が高いです。
しかし、320kmコースに比べると景色の良い峠が多いので、良いカメラをお持ちの方はこちらのコースの方が楽しめるかも。
秋だと紅葉が美しいのでお勧めです。ただし、あまり遅い時期になると雪で閉ざされてしまい、凍結の心配もあります。
11月中旬から4月までは行かない方がいいと思いますが、それ以外の季節なら景色を満喫できます!
余裕がないと景色を見ることもかなわないですが・・・
評 価→★★★★☆(景色はオススメだが、補給が難しくしんどいので-1)