購入価格 ¥1200
サイクルモード大阪のレビューをさせていただきます。初日に行きました、開始時間の10分くらい前にインテックス大阪に着いたのですが開場を待つ人々の長蛇の列に驚きました。
50mとか100mなんてもんじゃないすさまじい長さの行列です(アツイぜっ、大阪!)。入場券を買って列の最後尾に並んだのですが私が並んだ後もどんどん列はのびていきました。10時開始のはずが結局会場に入れたのは10時15分くらいでした。
会場に入ってまず向かったのは三ヶ島さんのブースです。去年の雪辱を晴らすべく「三ヶ島飴」をゲットするためにトレックにもシマノにも目もくれず三ヶ島ブースへ走りました。しかし今年は飴置いてはりませんでした・・・(トホホ)。
以下に印象に残ったものを紹介します。
今年もはるばる来てくれましたタキザワさんです。
タキザワさんは今年は「LITESPEED」と「QUINTANA ROO」というブランドのバイクが一押しのようでした。(スイマセン写真撮るの忘れました、marcoさんが写真を撮ってくれているのでmarcoさんのレビューをご参照ください)
BBSでも話題になったカーボンリム「テクノエアー」です。クリンチャーが見たかったのですがチューブラしかありませんでした。
タキザワさんが代理店になっている「VAR」の工具です。レザインのようなオシャレ感はありませんが無骨な質実剛健っぽい「男の工具ッ!」って感じがいいですね。
シマノさんのブースで目に付いたのはXTのハブダイナモです。「XT」っていうとどちらかというとレース寄りの結構ガッツリ走る人のパーツというイメージだったのでこういうツーリング寄りのパーツが「XT」から出たのは意外でした(LXグレードの物もありましたが)。シマノのカタログによると「トレッキングバイク」と名付けられた週末なんかに結構まったり走る人のバイクの為のパーツらしいですが、私としてはちょっと違和感を感じました。
あとこれはシマノさんのブースではないのですがtoppopoporoさんやstrikerさん、nekoashiさんがレビューやあなパーで紹介してくださり、CBNでもちょっと話題になったアルフィーネを分解したものが展示されていました。
私は、何かにぶつけて破損したり、リアホイールに巻き込まれる可能性の高い現在の形のリアディレーラーに代わる変速システムが開発されるべきだと常々思っていたのでとても興味深く見ました。なにか高級な機械式腕時計のムーブメントを見ているようで結構萌えます。ここではアルフィーネの変速の仕組みを小さなモニターを使い、動画で紹介していたのですが「ああ、なんかエライことになっとるなー」ということだけはわかりました(笑)。内装変速機の更なる高性能化、軽量化に期待したいですね。
テキトーな物を作って某レビュワーさんをブチ切れさせた「birzman」です。あれ以降、反省の色が見られるかチェックしてきました(笑)。
やはりレザインの二番煎じ的な感があるのは否めません。しかしそのなかで「おっ」と思ったのはこのフロアポンプです。
筒の部分が5度手前に傾けてあるそうです。なんか使いやすそうな、そうでもないような・・・。私は今使っているパナの楽々ポンプが全く壊れそうになく、あと10年くらいはフロアポンプは買わないと思うのでだれか買ってレビューしてください。
「WELD ONE」という京都のチタンのフレームやチタンパーツを作っている会社のブースです。
(上の写真はWELD ONEさんのサイトから引用させていただきました。)
溶接技術大会京都府代表、関西大会No.1の職人さんが作られているそうです。
アールのきついところは短いパイプをつなげて作るのか、溶接痕がたくさんあります。
トライアルフレームで実績のあるところだそうです、トライアルのような過酷な条件で使用されるフレームで実績があるということは強度や耐久性においてとても優れたフレームを作っておられるのではないでしょうか。小さなブースで、展示方法もシンプルでしたが出展物に力があるためか、多くの人が足を止め写真などを撮っていました。ちなみにロードフレームがカーボンフォーク付属で378000円とのこと。(はい、オレ消えたー)
加熱され紫っぽく変色したチタンパイプにかなりハァハァした(笑)。
ヨシガイさんのところにはきれいなサムシフターがありました。「なんかこのサムシフター見たことがあるなー」と思ったらこれmotuさんがBBSで紹介してくださったやつですよね。「近日発売予定」なのにもうとっくに手に入れちゃってるmotuさんって凄すぎる・・・。
やはり今回のサイクルモードで一番印象に残ったのはmarcoさんやマスターも触れておられた「ハンドメイドの魔術師たち」といういろんなハンドメイドバイク工房のブースが並んだゾーンでした。ただ各工房のバイクが並んでいるだけではなくビルダーさんも普通におられるのがすごいと思いました。もう大昔の高校生の頃、「フレームビルダーになりたいなー」なんてちょっと思ってた私としては有名なビルダーさんを間近に見れてかなり感動でした。
そしてその並み居る自転車工房の中でもひときわ目を引いたのは「ソシード技研」です。そのソシード技研の出展バイクは
「ベロウェイ」!!!(ドーンッ)
イイヨイイヨー。
あ、そこの「なんかもうちょっとカッコイイ、似たような乗り物があったよな~。何だったかな~」と思ってる人。それ完全に気のせいですから、あんまり一生懸命思い出そうとしないように。
今年のサイクルモード大阪で最も輝いていたのがこのソシード技研のベロウェイだったように私は思います。(笑)
他の工房がオシャレなSSバイクや速そうなロードを出してくる中、ベロウェイ一本で勝負に出たソシード技研サイコー、そしてベロウェイを採用したUSJもこれまたサイコー。(ネズミーランドじゃ絶対採用しないだろうなー)
ソシード技研のビルダーさんもブースにいらっしゃったんですが下のパネルの写真どうりの人で、ものすごく人のいいオッチャンって感じでした。
ソシード技研さんガンバレーッ!!
ブースの片隅にぽつんと置かれた工具箱がいい味出しすぎで泣けた。(笑)
私の印象に残ったものとしてはこんな感じです。昨年のサイクルモードは東京がちょっと冷めた感じだったそうなので今年は大阪もそうなっちゃうのかなーと思ったんですがなんのなんの昨年と同様、もしくは昨年以上に盛り上ってるように感じました、そして改めて自転車バブルの膨張ぶりに目を見張りました。私は自転車や自転車部品がいっぱい見れればそれで「ウレシイ、タノシイ、ハッピー」という単純な人間なので来年も開催して欲しいですし開催されれば行くと思います。
「えっ、何て?来年のサイクルモード、東京だけで大阪無いって?」
「嘘やーっ!何でやねんーっ!!ホンマかそれーっ!!!」
価格評価→★★★★☆(「200円」中途ハンパやから取ってまおっか)
評 価→★★★★★(来年も大阪でやってくれよ~)
年 式→2011