皆さんこんにちは。サイクルベース名無し管理人です。11/7〜9日にかけて今年も東京の幕張メッセで開催されたCYCLE MODE international 2014に行ってきました。
なお昨年のサイクルモードについての記事はこちらです。
2013-11-15 [特集] サイクルモード2013
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11347&forum=120CBNでサイクルモードについての記事を書くのは今年で7年目になりますが、既に多くの方が御存知のように今年のサイクルモードはかつてないほど規模が縮小された感じで、超メジャーな完成車メーカーがほとんど出展していないという異常事態となっておりました。GIANT, TREK, CANNONDALE, SPECIALIZED, COLNAGO, ANCHOR, BMC, TIME, FELT, MERIDA, SCOTT...いずれの姿も見当たりません。それはさておき、個人的に目に止まったものをざっと写真で紹介して行こうと思います。
まずお約束の会場の様子。余談ですが、私が訪問した日はエスカレーターが片方しか動いていませんでした。去年もそうでしたっけ?(まさか予算的な問題!?)会場、小さくなっていました。これとは別のもう一つの会場でパーツ系の展示があるという感じです。むむむ…
よく東京の居酒屋でホッケ焼きを頼むと、本当はなぁ…こんなんじゃねぇ。
本物のホッケはなぁ、もっとこう、デカイんだよ! と怒りたくなることがありますが、サイクルモードも昔はこんなものではなかったはず。コルナゴのおじさんが会場に噴水を設置するほど華麗でバブリーなものだったのです。今年からロードに乗ってます、という方には是非あれを見て欲しかったですね。
さて、日直商会さんのブースでDe Rosaを見ます。やはり自転車乗り永遠の憧れブランドだけあって展示に安定感があります。サイクルモードの入口といえばデローザです。PROTOSのダウンチューブ、極太ですね。
これはマルコ・パンターニが1997年にタイムトライアルで使用していたWilierの実機です。ファニーバイク、一度乗ってみたいですね。
お次はYONEX。いま一番注目度の高いロードフレームでしょうか。ゴルフのグラファイトデザインやウィンドサーフィンのニールプライドに続き異業種からの参入です。来年大きい話題になりそうです。
今年のLOOKは充実していました。各国国旗仕様の695です。
オレンジxブラックのカラーがなかなかカッコいいイタリアのGuerciotti。他にもFondriest等の小中規模メーカーの製品展示は健在。
賛否両論のあるデザインの新型カンパクランクを装着したPinarello Prince。ピナレロは展示頑張っていました。
これはシマノブースで撮影。ロード用ディスクブレーキ、これからの普及スピードが気になるところ。ローターは140mmで十分ですね。
那須ブラーゼン・佐野淳哉選手使用のBOMA。BOMAは短期間でブランドを確立したイメージがあります。レース派にはANCHORと並んで絶大な支持を得ているようです。
これはPaduanoというメーカーのバイクでチタン+カーボンフレームのようでした。イタリアのパッソーニを想起させます。イタリア人のお兄さんが三畳程の小さいスペースで一人寂しそうに宣伝していました。
シマノのサポートカー。良い色艶ですね。上のほうではXTR Di2の試乗が可能。長蛇の列でした。
今年は千葉のゆるキャラ「ちーばくん」を見かけなかったのですが、青森から「いくべぇ」という人が来場していました。いまひとつ性格が読めないキャラで、コミュニケーションを図るのがやや難しい感じでした。各自治体、自転車を絡めた観光PRを頑張っています。
新城選手は今年も来場。レース後に身体を十分に回復させるためには、食べ過ぎてはいけない、という話をしていました。食べると胃に血液が行ってしまい、脚に行かない。だから食べれば回復するわけではない、という貴重なトークを聞くことができました。今年もほぼカメラ目線Get! マフラーがオシャレです。
LEZYNEのポンプです。メーターがでかいですね。質感も良いです。何か本当所有欲をそそる感じです。このでかいメーターのためだけにレザインのポンプをもう一台買ってしまいそうです。
ここ数年のサイクルモードは完成車やフレーム・ホイールといった大物よりもこういう小物を眺めるのが楽しかったりします。
今年のサイクルモードで個人的に一番印象に残ったのがCHERUBIM(ケルビム)でした。ラグレススチールのStickyは現在納車まで9ヵ月だそうです。乗り手の嗜好に応じてパイプの厚み・太さを変えられるのはラグレスかつカイセイとの蜜月関係があるからこそ可能。サイクルモードは変わっても、ケルビムは何も変わらない。そんな感じでした。
さて、今年のCYCLE MODE international 2014の様子の一部をお伝えいたしました。冒頭でも書きましたが去年以上に規模が縮小されたサイクルモードでした。果たして規模縮小はこれで底を打ってくれるのか、それともイベント自体が消滅してしまわないか心配なところです。
大規模メーカーが出展を見合わせたのは、恐らくかつてはサイクルモードでのみ可能だった大規模な完成車試乗等を、自社のコンセプトショップ等で実施できるようになってきたからでしょうか。それとも出展しても十分な費用対効果がないという判断でしょうか。今年は大阪での開催もありませんでした。
スポーツサイクリスト人口自体は増えていると聞きます。しかしマーケティングにかける費用がないということなのか。媒体としてのサイクルモード自体が魅力を失ってきているのか。皆さんは今年のサイクルモードをどう思われたでしょうか。是非レビューをお待ちしています。
ちなみに昨年度のサイクルモードのレビューはこちらです(by marcoさん)
[名所名物] CYCLE MODE international 2013
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11324&forum=124コンチネンタルの工場で私達のためにタイヤを製造していると思われる工場長のハンナ・ゴルトベルクさん(※私が勝手にそう呼んでいます)は今年も登場。ハンナおばさんはこの笑顔で、私達に何を語りかけているのでしょうか。
「ふふ……あんたたち、うちのコンペティション・チューブラーをはめるのに苦労するんだってね。サイクルモードもこんな貧弱になっちまって、だらしない……もっとジャガイモとウィンナーとピザを食べて、大きく強くなりな。わかったかい!」