皆さんこんにちは。サイクルベース名無し管理人です。今年も11/2〜4日にかけて東京の幕張メッセで開催されたCYCLE MODE international 2013に行ってきました。
皆さんご存知のように、このCYCLE MODE international 2013(幕張)については既にmarcoさんがレビュー投稿してくださいました。皆様是非ご一読ください。また、引き続き追加レビューを募集しております! 行ってみたという方、是非投稿をお待ちしています。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11324&forum=124&post_id=19621#forumpost19621私もmarcoさん同様最終日に入場したのですが、今年はものすごく人が少ない印象を受けました。当日はやや雨模様だったのでそのせいもあったのかもしれませんが、出展企業が昨年よりもさらに減ったように見えました。コルナゴもキャノンデールもジャイアントもスペシャライズドも参加していません。日本法人があるところは軒並み不参加といった様相です。5年前にはコルナゴがブース内にバブリーなリアル噴水をインストールしていたのが嘘のようです。
そんなわけで今年は完成車やビッグな製品というよりも、小さい細々としたパーツを眺めつつ会場を歩くというスタイルになりました。ブースが少なくかつ小さくなったので2つの会場を何度か繰り返し回ったりしました。
まず入口の様子から。右側は会場を見下ろしたところ。この時点であれ、少しサイズダウンしたかな? と思いました。
それでもここはサイクルモード、自転車界のあらゆる先端が集まる場所です。今年も憧れのあの人たちが多数登場。宇都宮ブリッツェンの栗村修監督、廣瀬佳正GM、クリスティアーノ・デローザ氏。別の日には勿論チーム・スカイのクリス・フルームがサプライズ来場したとのこと。
そして有名人といえばやはりこの方、私達のスター・日本の至宝である新城幸也選手。おおっこちらを見てくれた…!! 新城選手がカメラ目線をくれた…!! (///∇//) (←この顔文字を使うのは人生初)
胸が熱くなった私はすぐに新城選手をスポンサードしているSEVのブースに直行します。そこには不思議なネックレスのようなものが…!
これを…これを首にかければ、この俺も…
俺も新城さんみたいにすごい走りが、できるのかな…
俺も…俺もこのS LINE CAREというアイテムさえあれば…
魔法のように…
今年もやっぱ、何も言えねーっ!! (北島号涙)
さて、会場内を見ていきましょう。いきなり小物ですが、左側は最近n1njaさんがレビューしてくださった新型のCATEYE CC-RD310W STRADA Slimです(
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11309&forum=85&post_id=19595#forumpost19595)。ものすごく薄くて未来的でカッコよかったです。右側はBlackburnの新型レンズ。メカメカしくてこれもちょっとカッコ良かったです。
下の2枚はGOKISOのBBです。モニター募集をしていました。GOKISOのハブはものすごいみたいなので、もっと外国に売り出すべきではないかと思うのですが、どうでしょう。日本らしい先端のものづくりという感じがします。このBBも、少なくとも展示状態では回転具合が半端ではなく、驚きました。日本人がLightweightの製品を買うように、ドイツ人がGOKISOのハブを買う、みたいなことになったらおもしろいなと思います。
いつも通り試乗も行われていました。ANCHORとBOMAのブースでは特に試乗車の順番待ちをしている人が多かった記憶があります。
シマノから新しく出ていたCLARISというコンポ。フィットネスから通勤、レースまで幅広く対応する新しいコンポーネントグループだそうです。
私はTIMEペダル愛用者なのでTIMEクリート用カバーを発見すると思わず反応してしまいます(何故かあまり種類がないのです)。しかし、数年前までのサイクルモードではこういうものをのんびり見る余裕がありませんでした(出展ブースが多かったので)。今年は本当にじっくりいろいろ眺める時間があったという感じです。
次はちょっと注目度が大きいかもしれません。ROTORがパワーメーターを出したんですね。そのデモ、というかイベントの様子です。確か10秒間の平均出力を計測して、パワーウエイトレシオが最優秀だった挑戦者にチェーンリングをプレゼント、という楽しそうな企画でした。
下の2枚がそのROTOR POWERの写真です。パワーメーター戦国時代に突入ですね。
下はパイオニアブースでのパワーメーターの解説なのですが、非常に精度の高い計測を売りにしているらしく、多くの方が興味深そうに説明を聞いていました。パイオニア製品はリリースが遅れたこともあり、価格や拡張性の点で競合他社に一歩抜かれてしまった感じですが、肝心のパワー計測精度にかけてはうちが一番だ、という気迫というか自信のようなものを感じました。
チーバくんは、今年もいました。来場者数が少ないせいか、かなり遠慮なく移動しまくっていました。私も一度でいいのでこの中に入って普段は絶対に許されないかわいいポーズなどを取ってみたいです。
これはジャージ屋さんです。ガルパンジャージがあるんですね。可愛いと思います。私はもう年なので手遅れですが、生まれ変わったらこういうジャージも着てみたいです。
左下はK-EdgeやKCNCを彷彿とさせるサイコンマウントです。Garmin, POLAR各社対応のものがありました。ただ、メーカーが思い出せません。日本のメーカーでした。とても良さそうでした。下中央は「乗馬タイプのサドル」というヘンな製品で、韓国の会社が出品していました。デモを体験していた来場者は「なにこれおもしれー」と騒いでいました。世界初の製品だそうです。右下はTHM-CarbonesのScapulaフォーク。普段お店でも見られず、恐らく買うこともないパーツをこうやって実際に眺められるのがサイクルモードの楽しいところです。
下の3枚は現在、CBNのフォーラムでもちょっと話題になっているTRPのディスクブレーキ群です。1〜2枚目はワイヤー引き油圧のHY/RDで、実際にレバーを握ってワイヤーの動き、ピストンの動きを観察することができました。引きはワイヤーと思えないほど軽い、というか油圧っぽい感じで、やっぱり1度使ってみたいと思いました。3枚目はフルメカニカルのSpyre、その軽量版であるSpyre SLCです。Avid BB30 Roadからこれに移行するユーザーはかなり増える気がします。デザインもすごくカッコイイですよね。
今年は完成車の写真をほとんど撮りませんでした。完成車の展示自体も多くなかったこともありますが、何より各社から意欲的な新モデルがあまり出ていない印象を受けたからかもしれません。下の写真はBassoとCHERUBIMです。
ところでこのBassoのモデルもそうでしたが、メーカー各社、完成車の価格がものすごく下がっている印象を受けました。2〜3年前ならどう考えても12〜15万円しそうな自転車が8万円くらいになっている感じです。
下の写真はカレラ(Carrera)のフォールダブル・ヘルメットというもので、今年のサイクルモードで私がいちばん興味を惹かれたモノです。かぶってみたところやや重い感じはあり、実用性は全く不明ですが、何かペタンと畳めるデザインで、カスクみたいでもありおもしろいなと思いました。オシャレです。自転車通勤などに良いのではないでしょうか。
さて、駆け足ですが今年のCYCLE MODE international 2013の様子の一部をお伝えいたしました。冒頭に書いたように、規模がかなり縮小した、というのが最大の印象です。この 「[特集] サイクルモード」という記事を書くのは今年で6年目になるのですが、毎年毎年規模が縮小しているように感じます。ヨーロッパはいまとにかく不況ですし、日本も政治経済の状況が不安定なところがあるので致し方ないかもしれませんが、来年はもう少し盛り返すのかどうか、とても気になるところです。
しかし今年は、昨年は開催されなかった大阪(インテックス大阪)でもCYCLE MODE international 2013が開催されました。そちらの様子がどうだったのかも気になります。行ってみたという方、どのような印象を持たれたでしょうか。宜しければレビューを投稿していただけると幸いです。
最後におまけです。コンチネンタルのタイヤをつくっているおばさんです。このおばさんはこれまでコンチネンタルの広告でずっと怖いしかめっ面をしていたのですが、はじめて笑顔を見ました。おばさんにどのような心境の変化があったのか、とても気になります。
「チュース! かったいタイヤつくっちゃってさ、悪かったよ…Competition Tubularとか、あんたら素手でハメられなかったんだってねぇ。ふふ・・・じゃ、また来年ね… ヴィーダーゼーン…」