皆さんこんにちは、サイクルベース名無し管理人です。
この投稿は通常のサイクルパーツレビューではなく、サイト管理人が皆様にお届けする特集記事です。ご了承ください(興味のない方は飛ばしてください)。
この投稿は
[特集] Taipei International Cycle Show 2012 - Part 2からの続きです。
ホイールいろいろ今回は会場で目にしたホイール、特にカーボンディープリムホイールのあれこれを紹介したいと思います。あまり目新しいものはご紹介できないと思いますが、もう何処を見回してもカーボンディープリムばかり展示してあるような感じで、しかも聞いたことのないようなメーカーの(似たような)製品が本当にたくさんありました。カーボンディープリムは激戦区です。
左下一枚目はCARBOTECというメーカーの製品。日本ではあまり見ません。二枚目はEQUINOX。EQUINOXはご存じの方も多いと思います。日本ではライトサイクルさんが取り扱っていたように思います。ところでこのホイール、スポークがすごいですね。MAVICのトラコンプシステムをさらに推し進めた…みたいな感じなんでしょうか。三枚目はKARBONAというメーカー。なかなか洒落たロゴです。調べたら日本でも既に扱っているところはあるようです。
次の三枚はNOVATECです。NOVATECといえば価格の割に軽量なアルミホイールが好評だったと記憶していますが(CBNにもレビューがあります)、ブースではカーボンホイール一色。ところで二枚目・三枚目のホイールのハブを御覧ください。何でしょうこれ。ぶっといですよね。ディスクブレーキ側、ドライブサイドの剛性Upのための工夫でしょうか。とにかく見た目がすごいです。
左下はカンパニョーロ。上がCULTベアリング、下がノーマルベアリングのデモです。私はCULTベアリングを使ったことはありませんが、手で回して比べてみたらCULTの回転のスムーズさ・軽さに驚きました。ただ、CBNの掲示板でも度々話題に上りますが、乗ってどれだけ体感できるかはまた別、かつ、回転の軽さをはっきり体感できたとしても、それが劇的なタイム短縮に繋がるかどうかもまた別、ということのようです。でもすごかったですよCULT。二枚目はパワーメーターで有名なCycleOps。リムは何処かのOEMなんでしょうか。三枚目は最近日本では見かけないRolf。
左下、VUELTA。これ何処のメーカーなんでしょう。スペイン語の名前ですがアメリカのメーカーという話もあります。最近日本でも売ってますね。残りの二枚はVision。Vision目立ってました。VisionはWiggleでも取り扱っていますが、トライアスロン寄りのメーカーなんでしょうか。エアロ系パーツが多いような気がします。
次、最初の二枚はオランダのFast Foward。最近日本でも人気が出てきているような気がします。このメーカーもコストパフォーマンスが高いようです。二枚目はビアンキカラー。かっこいいですね。Fast Fowardのホイールは確かグランツールでも使われていましたし、CBNにもいくつかレビューがあります。今後の注目株の一つでしょうか。三枚目はレイノルズ、日本でも売っています。
左下、お馴染みのZIPPです。ここ数年ZIPPのホイールはデザイン的に大きく変わってはいないような気がしますが、人気も変わらず高いように思います。カーボンディープリムの定番ブランドといえばZIPPという感じでしょうか。残りの二枚は、カーボンではないですがWTBのMTBホイール。WTBもじわじわ火がついてきているブランドという印象があります。シーラント・チューブレスタイヤに力をいれているようでした。
以上ですが、他にも様々なメーカーのカーボンディープリムホイールを見かけました。百花繚乱、なのか玉石混淆なのかは不明ですが、いずれにせよ非常に熾烈な競争があって、特に思想のないなんちゃってカーボン屋さん(非常に多かった)のホイールが生き残れるような状況ではないように見えました。
また、写真では紹介できませんでしたが、クリンチャータイプのカーボンディープリムホイールの出品比率がかなり目立ちました。Campagnoloで言うとBulletシリーズのような製品です。今後、もしディスクブレーキがロードバイクでも標準装備になるようなことがあれば、WOタイプのカーボンディープリムはより軽量になり、製造も容易になるでしょうから、「カーボンリム=チューブラー」の図式が崩れてくるかもしれない(キリッ、と思いました。
それでは
次回に続きます。