皆さんこんにちは、サイクルベース名無し管理人です。
この投稿は通常のサイクルパーツレビューではなく、サイト管理人が皆様にお届けする特集記事です。ご了承ください(興味のない方は飛ばしてください)。
この投稿は
[特集] Taipei International Cycle Show 2012 - Part 1の続編になります。
コンポーネント関連早速見ていきましょう。下の写真三枚は台湾のマイクロシフト (Microshift) 社のコンポです。あまり聞き慣れないメーカーかもしれませんが、CBNにもmotuさんによる
microSHIFT SB-R102Bのレビュー、saboten68さんによる
microSHIFT SB-R09のレビューがあります。いずれもデュアルコントロールレバーのレビューです。私も下の写真のデモ機を触ってみましたが、気持よくカチカチ動き好感が持てました。そもそも変速系パーツに参入しようという野心だけでもすごいと思います。今後どれだけ伸びるのか楽しみなメーカーです。
左下一枚目はTOKEN ACCURAのレバー。TOKENもマイクロシフト同様、台湾の会社ですがフルコンポーネントを出していますね。結構前からあるようですが使っている人を見たことがありません。二枚目はpower2maxという会社のANT+対応パワーメーター。パワーメーターは今後各社がしのぎを削る激戦区になりそうです。三枚目はVISIONのエアロクランク。
次は左からROTORのエアロクランク、SRAM X9のRD、SHIMANO XTのディスクブレーキキャリパー。SRAMのRDはカラーバリエーションが豊富です。XTのキャリパーは放熱性を高めるフィンが特徴。最新製品ではありませんが、あらためて眺めるとイノベーティブだなと思います。
次は最初の二枚がカンパニョーロのEPS。リアディレイラーは意外に小ぶりだったのですが、CPUとバッテリーのユニットがかなり大きめ。充電時に取り外せないらしいのがやや残念。FDも大きめ。三枚目は、新製品ではありませんがFSAのSL-Kクランク。BB30用の定番クランクの一つらしいですが、これもカラーバリエーションが豊富で良いですね。FSAはブレーキキャリパーやホイールも出していますが、もしかして将来的にフルコンポーネントへの参入も考えているのでしょうか。
電動自転車次は電動アシスト自転車・電動自転車を見ていきたいと思います。え、興味ないですか? ええと、実は私もあまり興味なかったんですが、今回の台北サイクルショーはかなり強力に電動自転車をプッシュしていて、非常に目立ちました。
左下一枚目はFMBCというメーカーのもので、確か何かのアワードを受賞していました。シートポストの部分にバッテリーが入っていそうです。二枚目はメリダの電動アシストMTB。これ、モーターとバッテリーユニットが電動工具のBOSCH製です。ちょっと意外な組み合わせ。三枚目はあまり聞いたことがないKTMというメーカーのMTB。ずいぶんごついバッテリーがダウンチューブ下にぶら下がっていますが、これ何が目的なんでしょう。ダウンヒル前にゴンドラを使わず自走で山の上に登るためにあるのでしょうか。重そうですねぇ!
次の三枚は、SRAMのモーター内蔵ハブです。SRAMも電動自転車パーツに参入しているんですね。ちょっと大きな流れになってきている感じがします。ところでリアキャリア下にバッテリーボックスがありそうですね。デザイン的にも素敵です。
左下一枚目はULTRA MOTORという会社の電動ハブ。二枚目はFBMCの電動アシスト自転車。三枚目はHAIBIKEという会社の電動アシストMTBでこれもユニットはBOSCH製。
次、左下一枚目は、自転車というより電動オートバイ…というか、分類が難しい乗り物ですね。サドルに跨り、グリップを握り、両足をステップに置いて、何かボタンを押すとグイーンと走り出すのでしょうか。でも前輪のところ、どういう仕組みなのか謎です。ちなみに後輪は前輪の穴の部分に収納できるようでした(収納イメージはSTRIDAに近い)。二枚目ですが、なんとNICOLAIのMTBです。しかもダブルクラウンのダウンヒルバイク。これもBOSCHのユニットを積んでいますが、相当大きいですね。三枚目、FBMCのモーター内蔵ハブのクローズアップ。各社、ディスクブレーキ対応のモーター内蔵ハブが多かったです。
日本では法規制の関係でパワフルな電動アシスト自転車を公道に投入できないようなので、こういう自転車は当分入ってこないと思いますが、世界的にはトレンドになりつつあるのかなと思いました。また、軽快車(シティコミューター)ならまだしも、本格的なMTBも電動アシスト仕様だったりと、見ていておもしろかったです。
それでは
次回に続きます。