皆さんこんにちは、サイクルベース名無し管理人です。
この投稿は通常のサイクルパーツレビューではなく、サイト管理人が皆様にお届けする特集記事です。ご了承ください(興味のない方は飛ばしてください)。
早速ですが、先日、Taipei International Cycle Show 2012(台北國際自行車展覽會)を見学する機会に恵まれました。日本では「台北国際サイクルショー」と呼ばれているB2Bの展覧会です。2012年3月7日〜3月12日にかけて、台湾・台北市の南港展覽中心 (NANGANG Exhibition Hall) と台北世界貿易中心 (Taipei World Trade Center) で開催されました。
この特集コーナーでは、私(CBN管理人)が個人的に気になった製品をピックアップし、数回にわけてご紹介していこうと思います。
今回は会場で見かけた「ロードバイク用ディスクブレーキ」を紹介していこうと思います。
ロード・シクロクロスバイクにもディスクブレーキの波ディスクブレーキといえばまずMTBを思い浮かべますが、昨年暮れ頃にシマノからロード用ディスクブレーキが出るのではないかという噂がありました。また、UCIの規定改定でシクロクロス競技でもディスクブレーキが使用できるようになったのは記憶に新しいところです。CBNの掲示板でもロードのディスク化といった話題が出て、レビュワーのnottiさんは既に愛車の
SCOTT SUB30をディスクブレーキ仕様に改造。さらにロード用ブレーキレバーで油圧ディスクブレーキキャリパーを引く
「自作ワイヤー 油圧変換ユニット」を発表されました。
これはロードにも本格的にディスクブレーキが来る! と思っていたら、コルナゴのブースでまさにそういう自転車が出品されていました。
C59というモデルで、前後ともにディスクブレーキを搭載しています。ブレーキキャリパーにはC59のロゴが入っていますが、Formula製です。レバーもFormula製で、見たところシマノの電動コンポを操作できるようです。これならレバーもかなり軽量化できそうです。
下はColnago Prestigeのメカニカルディスクブレーキ仕様。メーカーはチェックし忘れましたが、これもFormula製かな? SHIMANO Ultegra Di2と組み合わせていました。
下はSTEVENSというメーカーのバイクで、こちらはTRPのディスクブレーキを搭載しています。TRP Hywire full hydrauricという製品のようです。
注目したいのが次の写真。TRPのPARABOXという製品です。メカニカルワイヤーで油圧ディスクシステムを使うためのコンバーターです。シクロクロス用みたいですがロードでも勿論使えるでしょう。これはまさにnottiさんの「自作ワイヤー 油圧変換ユニット」がそのまま製品化されたような感じです。重量450gとのこと。
会場でColnago CS9はかなり注目を浴びていました。確実に来そうですね、ディスクブレーキ。ディスクブレーキのメリットとしては、雨天でも高い制動力を得られること、リムブレーキと違い泥づまりを気にしなくて良いこと、コントロール性が高いことなどがあると思います。デメリットは重量増につながること、専用フレーム・フォークが必要なこと、ホイールシステムが変わること等でしょうか。
シクロクロスにしても、ロードにしても、ディスクブレーキは不要なのではないか、という意見もあると思いますが、今後の動きとしてはディスク化が進んでいくのかもしれません。
ところでディスクブレーキを使ったことがない、という方は、ぜひ一度GrassHoppererさんの
AVID Elixir Rレビューをご一読ください。ディスクブレーキのイメージがよくわかる、非常に参考になるレビューです。また、MTBやクロスバイクでディスクブレーキを既に使っている、という方は、ぜひ
ディスクブレーキカテゴリにレビューを投稿していただけるとありがたいです。皆様の製品レビュー、お待ちしています。
それでは
次回に続きます。