購入価格 ¥3980
両端のアルミ製クランプをねじで締める、いわゆるロックオン方式のエルゴノミックな本革グリップである。イタリアンレザーを謳っているが、イタリア製のイタリアンレザーを持ったことないので、真贋の程は不明。(本製品は台湾製の模様)
少なくとも手触りは良い。
サイズと色は138mm Honey をチョイス。
SELLE ROYAL R.e.medサドル↓のブラウンに少しでも近い色をということで。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=14824&forum=15&post_id=25716#forumpost25716写真外側の製品である。
元々は、写真内側のPalmy PS-G302なる、力任せにねじ込むタイプのゴム製グリップを愛用。
このPalmy、安物には違いないが、親指の掛かるところが抉れていて、そのおかげでハンドルのバックスイープ角が増えたような効果がある。具合がいいので2つ目も同じものを買って使っていた。
人間工学的にはどうなのか知らないが、生徒~学生の間、セミドロップ→浅ドロップ(BS-27 純正)→ドロップと変遷した加減か、鉄棒ニギリのフラットバーは疲れる。
諸般の事情でドロップもブルホーンも採用できなくて、このグリップに助けられていた。
というように非常に具合がいいのだが、使う内にゴムが腐ってべとついてくるので、そろそろ替え時。
どうせなら脱着の楽なロックオン。どうせならサドルの色に合わせて。
ゴム製では手頃な色が見当たらないので革巻き。
本革は手触りはよさそうだが、汚れや雨が心配。
合成皮革はその辺の気遣いがずいぶん楽そうな半面、以前使ったもので、3年で縮んで土台との間に隙間が出てきたことがある。
こんな風に。
といった検討を3分ほどやって、本製品に決定したわけだが…
心配していた汚れやすさ。
案の定というかなんというか、取り付けて間もないうちにチェーン周りを手入れしていて、自転車の向きをちょっと変えようと汚れた手でハンドルを握ってしまって、残念なことに。
消しゴムで擦ってみたけど消えない。
明色のレザーを選ぶなら、それなりに細やかな気配りができる人でなきゃ、ってことだな。
握り心地は、件のPalmyと比べてちょうど冬場の手袋1枚分細い感じ。
春先の、久しぶりに素手でグリップを握った時の「細っ!」というぐらいの違いがある。
クッション性は、Palmyより細い=薄い分硬いんだが、上体が70~75°ぐらいの「殿様乗り」している私にはたいした影響はなかった。
親指の抉りが無いことも含めて、街乗り80km+程度では全く問題を感じなかった。
抉り要らんかったんや。
サドルとの色合わせの件。商品写真でうすうす覚悟していたが、やっぱりずいぶん明るい色。
それでも300km余り走った状態で(チェーン油の汚れを差し引いても)いい感じで色が濃くなり始めている。
手汗多いんかな。
1年もすればいい感じになるのではないかと期待している。
ちなみに、ロゴはいずれ見苦しくなるかもしれないし、少し飛び出したキャップボルトの頭が掌に当たるのも嫌なので、両方下向きにして取り付けた。
価格評価→★★★★☆(安いに越したことはないが、これでも妥当)
評 価→★★★★☆(もう一回り太い方が好き)