[MINI] SCHWALBE STELVIO 20×1-1/8 (28-406)
購入価格 ¥3500(チューブ込み)
結論から言わせて頂くと、このタイヤはリカンベントの前輪に使うべきではありませんね。 何しろ(パンクに至らないにせよ)リム打ちがほぼ毎日発生する上、乗り手の体重の半分以上が前輪に懸かる構造のせいで、常に高圧(110psi程度)を保たねばならず、乗り心地が悪化してしまう。 加え、路面の縦方向に伸びる傷や段差にハンドルを取られ、転倒する確率がアホみたいに高くなる。 これではかえって平均速度が下がるし、肉体的・精神的ストレスになりかねない。
と、ここまでボロクソ書いたところでちょっと擁護してみる。
このタイヤ、段差の「ない」綺麗な路面では非常に気持ちがよい。 路面の状況がダイレクト乗り手に伝わるし、高速域の伸びはすばらしいものがある。 前タイヤだけ交換したのだが、なんと45km/hまでほぼ一定の加速度を保つ事が出来た。 K-RADが30km/h程度までしか定加速領域を取れなかったのに比べれば、かなり軽快になったと言えるし、ハンドリングは非常に軽いながらも、直進安定性は高い方だと思う。 本来の用途たるミニベロに前後あわせて入れた場合、この軽快感は更に増える事だろう。
つまるところ、抜重する事が出来ない構造であるリカに装着した場合は、F1サーキットのような路面でしか使えないという事でもある。 段差のない一般道なんて、このJAPANにはない。断じてない!
・・・結局使い切る前にサイドがリム打ちでボッコボコになったので、あえなく交換しました。 交換後のタイヤは、TIOGA StreetBlock S-spec 20×1.95(50-406)。マイリカンベント初のケブラービード。 以前使っていたK-RADの太さ(2.125)に近付き、ステルビオ比では重くなったが、路面のギャップをほぼ無視できるようになったので結果的には速くなった。
一般道を走る自転車でタイヤが太い方が速いというのは、サスなしリカンベント特有の現象ではないでしょうか・・・それとも国道1号の路面が酷すぎるだけなんでしょうかw
価格評価→★★★☆☆(高くもなく安くもなく) 評 価→★★☆☆☆(リカでの使用に限って。ミニベロ用タイヤとしてはレース用タイヤとして使えますのでご安心を)
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