皆さんアンケートへのご協力ありがとうございました！
今回のアンケートテーマは、レビュワー専用掲示板で匿名希望のななしさんにリクエストをいただきました。匿名希望のななしさん及び設問作成にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
質問は以下の6つでした。
Q1. 自転車とED(勃起障害）、因果関係はある？
Q2. 自転車が原因でEDになりましたか？
Q3. 自転車とEDの因果関係が証明された場合、自転車に乗らなくなりますか？
Q4. 自転車でEDになった方・ED気味になった方にお聞きします。あなたの年齢は？
Q5. 自転車でEDになった方・ED気味になった方にお聞きします。あなたの自転車暦は？
Q6. ED（軽度も含む）になった方にお聞きします。症状改善に効果があったのは以下のどれですか？（複数回答可）
早速気になる結果を見ていきましょう。
| Q1.自転車とED(勃起障害）、因果関係はある？ | | 少しはあると思う | 30 % (96) | | あまりないと思う | 19 % (61) | | どちらともいえない | 15 % (50) | | まったくないと思う | 15 % (50) | | 大いにあると思う | 6 % (21) | | わからない | 12 % (39) | 投票数： 317
投票者数： 317 |
| Q2.自転車が原因でEDになりましたか？ | | （まだ）なっていない | 47 % (136) | | むしろ第三の足がやや元気になったくらいだ | 19 % (56) | | むしろ第三の足が明らかに元気になったくらいだよ | 15 % (44) | | 診断されてはいないがED気味になったと思う | 7 % (22) | | ED症状になり、医師にEDであると診断された | 0 % (2) | | わからない | 8 % (24) | 投票数： 284
投票者数： 284 |
| Q3. 自転車とEDの因果関係が証明された場合、自転車に乗らなくなりますか？ | | これまでと変わらない | 69 % (187) | | 乗る時間を少し減らすと思う | 16 % (44) | | むしろさらに積極的に乗るつもりだ | 4 % (12) | | 全然乗らなくなると思う | 1 % (4) | | わからない | 8 % (22) | 投票数： 269
投票者数： 269 |
| Q4.自転車でEDになった方・ED気味になった方にお聞きします。あなたの年齢は？ | | 30代 | 44 % (13) | | 40代 | 37 % (11) | | 20代 | 17 % (5) | | 50代 | 0 % (0) | | 60代 | 0 % (0) | 投票数： 29
投票者数： 29 |
| Q5. 自転車でEDになった方・ED気味になった方にお聞きします。あなたの自転車暦は？ | | 1～5年 | 29 % (5) | | 10～20年 | 23 % (4) | | 5～10年 | 23 % (4) | | 20年以上 | 11 % (2) | | 0～1年 | 11 % (2) | 投票数： 17
投票者数： 17 |
| Q6. ED（軽度も含む）になった方にお聞きします。症状改善に効果があったのは以下のどれですか？（複数回答可） | | ポジションの改善 | 20 % (8) | | サドルの交換 | 20 % (8) | | EDが治らなかったので仙人になった | 17 % (7) | | 投薬治療 | 7 % (3) | | ウェアの変更 | 5 % (2) | | 自転車に乗る時間を減らした | 2 % (1) | | その他 | 5 % (2) | | わからない（現在も治療中） | 20 % (8) | 投票数： 39
投票者数： 33 | |
では第一問目から。自転車とEDに何らかの因果関係を認める人の合計は全体の36%。一方、因果関係を認めない人の合計は全体の34%。ううむ、なかなか拮抗していますね。回答保留と「わからない」という人の合計が27%ですか。なかなか白黒はっきりしませんね。これはおもしろいアンケートです。
私が思うに、自転車と勃起不全に関する科学的知見はまだ少ないのではないでしょうか。データを取っている機関は存在しているのかもしれませんが、私たちに閲覧可能な状態にはなっていないと思います。男性サイクリストにとっては切実な問題であり、関心も高いようなのでサイクル誌などがちゃんとした特集を組んでくれるとありがたいですよね。
推測ですが、股間が長時間圧迫を受けるわけですから、乗り方が悪いとEDになっても不思議ではないような気もします。たぶん、乗り方次第なんでしょう。
第二問の結果は興味深いものです。これは主観・イメージではなく、事実を聴取しているので、統計的な真実を読み取ることができます。自転車に乗ったことが原因でED気味になった人は全体の7%に過ぎず、なんと34%もの人々が「むしろ元気になった」と回答しています。どういうことなんだこれは!! まあ、「（まだ）なっていない」47%の人々が今後どう転ぶかでわからないので何とも言えませんが、ダメになった人より元気になっちゃった人のほうが多い。
男性諸氏に朗報です。もう一台自転車が欲しいけれど奥さんや彼女に「もう持ってるじゃない。いい加減にしなさい」と言われた場合は、この数字を見せれば良いのです。「自転車に乗るといいことがたくさんある！ 俺は幸せになれる！ 君も幸せになれる！ 二人で幸せになろうじゃないか！」と説き伏せればいいのです。「俺に効くのはサントリー・マカじゃない。自転車だ！」と。すると奥さんも顔を赤らめて「しようがないわねえ。ばか。」と許してくれるかもしれない。この方法で新車の購入に成功した方は、ぜひ貴重な体験談をJOKEコーナーにレビューとして投稿してください。お待ちしています。
さて、第三問。これは自転車乗りらしい回答ですね。仮に自転車とEDのあいだに因果関係があると判明したとしても、これまで通りに乗る。これが意味しているのは、自転車にはセックスよりも強いエロスがあるということですね。食欲・性欲・睡眠欲を超える第四の欲望いわゆる一つのデザイアー、それが自転車。それはペダリング欲なのか、スピード欲なのか・・・この第四問の結果については、逆に奥さんや彼女に見せると話がややこしくなるので、新車や新しいパーツの購入を控えている人は、開示を慎重にしたほうが良いでしょう。
第四問からは、実際にED気味になった人限定の質問。回答者数は29人です。第二問で「ED気味になった」という人の合計が24人ですから、皆さんちゃんと回答してくださっています。素晴らしい。ただ、年齢との相関関係を読み取るのはなかなか難しいですね。20代が少ないのは、若い人なら自転車に乗ってもEDになる確率が少ないからなのか、それとも回答者全体の中で20代が占める割合が少ないからなのか、どちらかだと思いますが、たぶん後者ですね。30代と40代がトップボックスを占めているのも、同じ理由かもしれません。50代と60代の人は既に解脱しちゃっていたのかもしれない・・・あるいは単に投票者全体に占める割合が少ない。勿論、全ての年代から均等な数の回答者がいたと仮定するなら、「若者は心配無用。中年がいちばん危険。熟年も心配無用」ということになります。ただ、そのように結論付けるには少々データ不足です。
第五問も同じ理由で、有意なデータを導きだすのが少し難しいと思います。特に今回の数字からはそうですね。自転車歴1～5年の人の発症率が60%とか70%という数字になっていたら、あるいは自転車歴10～20年の人が50%という数字なっていたら、いろいろな仮説を構築できそうですが、どうもまんべんなく分布してそうに見えます。「EDになったとしても、自転車歴とはあまり関係がない」という結論なら、かろうじて導きだせるかもしれません。自転車歴1～5年の人が一位になっていますが、回答者数が17人と低サンプル数であり、この設問における29%と23%のあいだには、恐らく有意差はありません。
第六問では、EDの改善にどのようなことが役に立ったかということを効いていますが、ポジションの改善とサドルの交換が同率で一位。合わせ技ということですね。チン○の裏側が痺れるという人はスポーツサイクルをはじめて間もない人が多いと思いますが、初心者ほど座骨が寝ていて、股間をサドルに押し付けることになります。すると座骨をちゃんと立てられるようになるまで穴あきのサドルに交換するなどの対策が必要になってくるでしょう。ちなみにサイクルベース名無しのサドルカテゴリには、この問題に関する知見が - 人類の英知といっても過言ではない - 凝縮されているので、悩みのある方はぜひくまなく読んでみてください。また、「俺はこのサドルでEDを克服した！」という方は、どのようなサドルが良かったのか、ぜひレビューをお待ちしています。
日本は現在、少子化がたいへん懸念されています。同時に、ロードバイクをはじめとしたスポーツサイクルは空前のブームとも言われています。仮に自転車とEDのあいだに何らかの相関関係が存在するなら、昨今の自転車ブームが少子化の波を加速させている可能性も否定できません。自転車が楽しいあまり、自転車にばかり乗り続け、女性にはあまりエロスを感じず、チタンやアルマイトといった金属パーツにエロスを感じる「金属系男子」が増えているとも言われています。果たして日本は、日本人の運命はどうなってしまうのか。
その答えは、ペダルを漕ぎつづけた者だけに明らかにされるのかもしれない -
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さて、今回のアンケートの結果は如何でしたか。
近日中にまた別のアンケートを実施しますので、そちらもご協力をいただければ幸いです。
それでは皆様、今回もご協力ありがとうございました！
