皆さんこんにちは、いつもアンケートへのご協力ありがとうございます。
第32回目のアンケートはtakedaさんのご提案で「自転車漫画」についてでした。
takedaさん、有益なご提案をどうもありがとうございました!
では結果を早速見ていきましょう。
Q1. これまでに読んだことのある自転車漫画を教えてくださいこの設問からは、各漫画のざっくりした知名度・認知度を推し量ることができるでしょう。認知度が高いからといって実際に読まれているとは限りませんが、認知度が低いものは読まれていないということは言えるでしょう。そこで、「読んだ人が多い=認知度が高い」と乱暴に仮定しておきます。
ダントツのトップは皆さんご存知の「シャカリキ!」。かつて少年チャンピオンに連載され、現在でも秋田書店から単行本が出ている、曽田正人による自転車漫画の金字塔ですね。第二位は比較的最近の作品で少年マガジンに連載されていた「オーバードライブ」。ちょうど自転車ブームと重なっていたせいでしょうか、多くの人に読まれているようです。第三位は、現在も少年チャンピオンで連載が続いている「弱虫ペダル」。
なお、「かもめチャンス」はアンケート開始後かなり経過してから急遽リストに追加したため、この設問での結果は信頼性がありません。恐らく、もっと多くの方が「かもめチャンス」を読んだことがある可能性が高いです。
Q2. 読んで楽しかった自転車漫画はどれですか?(いくつでも)この設問と、次の設問は、各設問の結果を単体で見るのではなく、Q1で各作品を読んだことがある人のうち、何人(何割)がその作品をおもしろいと思い、何人(何割)がその作品をつまらないと思ったかを見ていくと、おもしろいですよ。たとえば、「かもめチャンス」を読んだことのある64人のうち、36人がおもしろかったと回答し、つまらなかったと回答したのが8人。ここでは、残りの22人はおもしろいともつまらないとも回答しなかった=どちらともいえない、と回答した、と強引に仮定します。すると、「かもめチャンス」は読んだ人の50%強がおもしろいと思った作品。「オーバードライブ」は読んだ人の50%近くの人がつまらないと思った作品、「シャカリキ!」も「弱虫ペダル」も70%近くの人がおもしろいと思った作品、「並木橋通りアオバ自転車店」も60%近くの人がおもしろいと思った作品であることがわかりますね。
この(Q2の)結果のうち、Q1で票が多かった作品=おもしろいと思った人が多く、
かつ読んだ人の総数も多い作品(母数の中でより多くの人が読み、そのうちの多くの人がおもしろいと思った作品)は、マニアックにおもしろいだけでなく、一般的
にもおもしろい作品である可能性が高い。逆に、「茄子」や「Odds -オッズ-」は、おもしろい作品ではあるものの、読んだ人が少ないという点で、マニアックな方向性において
のみおもしろい作品
かもしれないということです(あるいは、大衆的なおもしろさを備えてはいるが、不幸にして認知度が低いという推論も可能)。
ここから買い物のヒントが得られます。マニアックな、あるいはマイナーな良書が好きな方は「茄子」や「Odds -オッズ-」のような作品を買ってみるのもいいでしょうし、より安心して楽しみたい方はとりあえず「シャカリキ!」や「弱虫ペダル」から読んでみればいい、ということですね。
Q3. つまらなかった自転車漫画はどれですか?(いくつでも)この設問には、あまり回答がありませんでした。サイクルベース名無しのアンケートでは、Q1以後はだんだん回答者総数が減ってくる傾向がありますが、今回はそうした全体的な傾向(behavioralな傾向)プラス、「つまらなかったものは、あえて語らない」と考えている人が多かったのではないでしょうか。
漫画を読んでつまらなかったら、それだけで損をしたような気分になるというのに、アンケートでその漫画がつまらなかったことを表明するために二回もクリックするのは、さらに時間の無駄である、と思った方も多かったのでは。
にもかかわらず、貴重なお時間をさいていただき、本当にありがとうございました。どの漫画は読まないほうがいいのか、なんとなくわかりました(笑)
最後に、回答者ベースで見た読者数と、読者の中での「おもしろかった率」と「つまらなかった率」をグラフ化したものを紹介しておきます。これを見ると、思いっきりダメだったマンガが一つ存在しているのが一目瞭然ですね!(※「かもめチャンス」「サクリファイス」「サイクル野郎」「打鐘」については、読者数が70以下とサンプル数が少ないため、おもしろかったかどうかについては統計的に有意な数値と言えないかもしれません。シャカリキ~Oddsまでは有意な結果と言えるでしょう)
近日中にまたアンケートを実施しますので、ご期待ください。
アンケートのテーマも常時募集していますので、アイデアのある方は以下のリンクからお気軽にご連絡ください。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/inquirysp/それでは皆様、今回もご協力ありがとうございました!