あなたは個人的に、ランス・アームストロングがドーピング行為をしていたと思いますか | していたと思う | 36 % (185) | していなかったと思う | 20 % (106) | わからない | 43 % (221) | 投票数: 512 投票者数: 512 |
今回のUSADAによるランス・アームストロングのドーピング関連調査結果をどう思いますか | 信憑性は低いと思う | 53 % (259) | 信憑性は高いと思う | 21 % (107) | わからない | 25 % (122) | 投票数: 488 投票者数: 488 |
UCIによるランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇のタイトル剥奪及び自転車競技からの永久追放をどう思いますか | 不当である | 78 % (385) | 当然である | 11 % (55) | わからない | 10 % (53) | 投票数: 493 投票者数: 493 |
あなたはランス・アームストロングに対して同情的ですか? | やや同情的である | 40 % (210) | 非常に同情的である | 35 % (183) | あまり同情していない | 9 % (50) | 全く同情していない | 7 % (36) | どちらとも言えない | 6 % (35) | 投票数: 514 投票者数: 514 | | 皆さんこんにちは! いつもCBNアンケートへのご協力ありがとうございます。今回はUSADA(米国反ドーピング機関)による「ランス・アームストロングのドーピング違反報告」を受けて急遽アンケートを実施しました。
皆様もご存知のとおり、2012年10月11日、USADA(米国反ドーピング機関)はランス・アームストロングが過去にドーピング行為を常習的に行なっていたとして調査報告書をWADA(世界反ドーピング機関)及びUCI (国際自転車連合)に送付。また独自にランス・アームストロングをアメリカ自転車界から永久追放し、ツール・ド・フランスでの7連覇の記録を剥奪しました。かなり以前からUSADAの糾弾を「魔女狩りである」と非難していたランス・アームストロングは法廷闘争の放棄を表明、UCIのパット・マックェイド会長は1998年8月1日以降のランスの記録を無効とし、自転車競技会からの永久追放を発表しました。
OAKLEY、NIKE、TREKといった企業もランス・アームストロングとのスポンサー契約を解消。とはいえランスのドーピング疑惑をもみ消すために当時NIKEとUCIとのあいだに賄賂の授受があったのではないかといった噂も出てきています。USADAの発表に先立ってランス・アームストロングのドーピング疑惑についての調査を打ち切っていたFBIは今後どのような動きを見せるのか。ランスは沈黙を続けるのか、それとも「真の真相」が明らかにされることになるのか。現在進行形のこの事件はCBNに集うサイクルファン・ロードレースファンにも大きい衝撃を与えました。
今回、皆様がこの事件をどのように捉えているかをアンケートでお聞きしたいと思いました。まず最初の質問では単刀直入に、皆様がいわば直感的にランスは白・黒どちらの印象をお持ちなのかをお聞きしました。結果は「わからない」、つまり判断のしようがない、という方が43%と多数を占めました。しかしランスが何らかのドーピング行為に手を染めていたに違いない感じている方、「火のないところに煙は立たないだろう」と感じている方も36%と、こちらの数字も決して少なくありません。ツール・ド・フランス7連覇という前人未到の記録を打ち立てたサイクルロードレース界のヒーローにまつわるスキャンダルだけに、とにかく当惑している、というのが多くの人々の率直な感想なのではないでしょうか。
次にUSADAによる今回のドーピング関連調査結果の信憑性をどう思うかについてお聞きしました。この報告書の最大の特徴は、関係者の証言や電子メールでの間接的なほのめかしが多く、物的証拠を欠いていることとされています。10年近く前の出来事についてほぼ状況証拠だけによる告発となっており、しかも証言者には既にドーピング行為で処罰されているライダーたちも含まれています。この調査結果について説得力がないと考えている方が半数を占めていることがわかりました。USADAという機関に対する皆様の信用度は決して高くはないようです。 |
三つ目の質問では、USADAやUCIによるランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇タイトル剥奪、自転車競技からの永久追放という懲罰処分について皆さんがどう思われるかをお聞きしました。これはほぼ圧倒的とも言える数の人々が「不当である」と回答されています。これは今回のアンケート中、最も注目されるべき回答結果であると感じました。この回答が意味しているのは恐らく、ランス・アームストロングが何らかのドーピング行為に手を染めていたと仮定した場合でも、当時の彼のドーピング行為(それがあったとしたら)を発見できなかったのは当局側にも大きい責任があり、10年前後が経過している現在、UCIをはじめとする当局側の責任を問わずして一方的にランスを処罰するという内容に多くの人が疑問を感じているということの表れではないかと考えます。ランス・アームストロングがドーピングをしていたと思うと回答された方が全体の36%いたにもかかわらず、処分内容について当然であると回答された方はわずかに11%という乖離を見ても、やはりこの事件の「糾弾姿勢」は適正さを欠いていると感じている方が多いのではないかと推察します。
最後の質問では、今回のアンケートの全回答者がランス・アームストロングに対して現在どのような感情を抱いているのかをお聞きしました。これは「事の真相はどうだったのか」を別として、いま、非常に苦しい立場に追いやられている一人の男にどの程度同情できるか、という心情を問う質問です。結果は、合計で75%の方々が同情的であるということがわかりました。最も多い回答は「やや同情的である」の40%。恐らくこの選択肢を選ばれた方には、仮にランス・アームストロングが過去にドーピング行為をしていたとしても、当時の時代状況では誰もがドーピングをしていたに違いなく、ランスだけが糾弾されるのはおかしい、という考えの方が多いからなのでしょうか。「やや」という、控えめな強さの同情を示した方が最も多かったということは、何を意味しているのでしょうか。また、合計で75%の方々が同情的であるという数字から読み取るべきなのは、ランス・アームストロングというスーパースターが未だ多くの人に愛されているということなのか、ランスの無罪を信じているということなのか、有罪であっても擁護すべきだということなのか、それともサイクルロードレースファンがUSADA・UCIに対して、あるいはプロサイクリング界全体に対して、強烈な異議を唱えているということなのでしょうか。
スペインの伝説のサイクリスト・「太陽王」ミゲル・インデュラインは「当時のランスはあらゆる規則を守っていた。彼がドーピングをしていたわけがない」と擁護側に回っています。また、グレッグ・レモンはUCIのマックェイド会長を激しく非難し、辞職を求めています。今後はランス・アームストロング自身にドーピングの事実があったかどうかという問題だけでなく、そもそもUCIという組織に問題はないのかという二つの大きい方向で様々な議論がなされそうな気配です。
サイクルベース名無し別館・CBN Bike Forumsでは8月下旬からこの問題について意見が交わされています。私も一言物申したいという方は、是非議論にご参加いただけると幸いです。
「タイトル剥奪、永久追放?」
http://forums.cbnanashi.net/showthread.php?tid=405[管理人@サイクルベース名無し]
Japanese cyclists' reaction toward USADA doping evidence and UCI's sanctions against Lance Armstrong CBN, bike products review site in Japan, has conducted a survey among its audience in regards to recent USADA doping evidence and UCI ratifying sanctions against Lance Armstrong. Following is the summary of the survey in which about 500 Japanese sport cyclists have participated :
Four questions have been asked; Question 1 : "Do you personally believe Lance Armstrong did dope?" to which 36% answered the cyclist acually did, 20% he did not, 43% unsure. Question 2 was "How do you evaluate USADA's investigation and evidence" to which 53% answered those evidences were little credible, 21% highly credible, 25% do not know / cannnot answer. Question 3 : "What do you think of UCI stripping all seven titles of Tour de France wins by Lance Armstrong and lifetime ban for the rider?" to which 78% answered it is unfair, 11% fair, 10% do not know / cannnot answer. Question 4: "Are you sympathetic toward Lance Armstrong?" to which 40% answered "somewhat sympathetic", 35% "very sympathetic", 9% "not very much sympathetic", 7% "not sympathetic at all", 6% find it hard to answer.