購入価格 ¥8,400 (amazon)
ハンドルバーに取り付けられるKnogのバッグ。後述するが基本的にMTB・クロスバイク・ミニベロ用と考えて良い。
自転車でカメラ(小)を持ち運ぶために購入。見ての通りフタを開けやすいので(ベルクロ式)さっとカメラを取り出せるのが便利。内部メインルーム(APS-C一眼レフ+標準ズームがなんとか入る大きさ。ただし他に何も入れない場合)+書類エリア的なものが三つ、携帯電話コーナーが一つ、その他小物入れっぽいものが一つ。
先にAPS-C一眼レフと書いたが、ギリギリ。ミラーレスシステムなら余裕で収納できる。コンデジも勿論OK。サイクリングしながら写真を撮りたい人にはなかなか重宝するサイズのバッグだと思う。
肩からも掛けられるが、当然自転車への取り付けを前提にしている。背面はこんな感じ。
これがハンドルバーアタッチメント(付属)。バッグと接続する側。
ハンドル側がこちら。ビヨ〜ンと伸びるゴムなのでユニバーサルサイズ(Knogのお家芸)。このゴムがまた強力。太くて丈夫。かなりガッチリハンドルに巻き付くのでバッグがグラグラすることはない。ただし、取り付けの際はその分、力が必要になる。このアタッチメント、やや重いのが難点。ハンドルへの取り付け方法は、シンプルではあるが、スマートとも言えない。また、バッグとの嵌合は中央のダイヤルを回して行うが、ちょっと固い。やや改善の余地はありそうだ。
このバッグを購入した理由の一つはレインカバーが付属していたこと。幌布製のバッグなのでどしゃぶりに遭遇するとカメラが濡れてしまう。これがあれば、天気がちょっと怪しい日でもこのバッグを持ち出せる。
ハンドルバーへの取り付けにあたっては、コクピットの見直しが迫られることになる。ステムの両サイドにベルやライト、サイコン等を配置している場合は工夫しないとアタッチメント用のスペースを確保できない。このアタッチメントはステム両サイドの一等地を遠慮無く使用するので、購入を検討している方はその点に注意。
MTBやクロスバイクのフラットバー・ライザーバーにはほぼ問題なく装着できると思われる。ミニベロならドロップハンドルでも恐らく大丈夫。ただ、バッグ本体の高さがあるので、ロードでは使えない場合がある。小さいフレームサイズでヘッドチューブが短く、かつコラムスペーサーなしでハンドルを可能な限り下げているような人は、バッグ底部がタイヤに接触してしまって使えないだろう。逆に大きめのフレームでハンドルポジションが高い場合は、使える人もいると思う(但しタイヤが太すぎるとやはり干渉するかもしれない)。
というわけで、ロードで使える人は限られていると思うので注意。
ハンドルバーアタッチメントが先述の通りやや大ぶりで重いのが欠点だが、バッグ本体は非常に軽い。質感も良く、肩から下げていると一見自転車専用品には見えない。普段使いもできるところがグッド。容量・デザインともに気に入っている。ハンドルバーへの取付方法は、満点はあげられないが、工具なしで大体どんなハンドルにも取り付けられるあたりは評価したい。複数の自転車で簡単に使い回しできるのも魅力。Knog製品は一見テキトーに見えて実はよく考えられていることがあるが、このバッグも一応色々なユーザーを想定して作られている感じはする。アバウトだけどテキトーではない、といったところか。
価格評価→★★★★☆ 自転車用としては安いかも
評 価→★★★★☆ 満点はやれないが気に入っている