購入価格 ¥いろいろ
【動機】
先日、車での出勤途中に自転車通勤の同僚を追い抜きましたが、彼が黒尽くめだった為に認識が遅れたことから
本格的に比較してみようと考えました。
注:通常気が付く距離で認識出来なかっただけで距離は十分にあり危険はありませんでした。
その事を告げると、後日バックパックに加工した反射タスキを縫い付けて対処していました。
【検証方法】
交通量が少なくなる休日朝の工業団地に軽トラを止めてドライブレコーダーで撮影。(画質は720P)
ジャージやメットを交換しつつ、駐車中の軽トラを追い越して自分を撮ってみました。
撮影場所はちょっとした上り坂になっています。
【比較】
ウエアは黄色がサイクルベースあさひの春秋用、赤がパールイズミの春秋用、黒がホームセンターで買った長袖シャツです。
黒の時のみヘルメットを黒い帽子に替えており、リヤバッグのR250おにぎりリフレクターを外したバージョンも撮影。
これは視認性を考えていない悪い例を想定しています。
約3m、25m、50m、150mのスクリーンショットを並べてみました。
ファイルサイズの都合で3枚分ですがGIFも見て頂けるとイメージが掴みやすいかと思います。
※拡大するとアニメーションを行います
(動画も作成したのですが、何故かYoutubeもニコニコ動画もアップロードに失敗しまして・・・)
【結果】
背景が路面と影で黒っぽいということもありますが、こうして比べると黒尽くめの「見えなさ」が凄いですね。
150m先を拡大した画像ですが、言われて見ればそれっぽい影がある程度に溶け込んでしまっています。
検証に使った自転車は一般的なシティサイクルよりは視認性を高くしているのですが、昼間に限ればそれらは誤差の範囲でしかなく、
服装でほぼ決まる事が判りました。
車が車道を走行中なら背景は路肩になるのでもう少しマシになるかと思いますが、背景が黒っぽいのは珍しくないので
特別な状況とは言えないでしょう。
逆に言うと背景が黄色や赤になる状況は滅多にないので見つけられ易いという事でもあります。
勿論、夜間でもライトや反射材が同じなら明るい色の服の方が良い筈です。
画像にはありませんが、赤のウェアは蛍光では無いので日陰に入ると途端に鮮明さを失って地味になってしまいました。
どうせ買うなら蛍光色の方がより安全ですね。
それ以外の点では、R250おにぎりリフレクターやハブダイナモライト(B&M ルクソスB)のデイライトが昼間でも
中々の視認性を発揮していたことが挙げられます。
但し、これらは横からでは効力を発揮出来ないので、全方向で考えるとやはり服装が一番となります。
どんなに気を付けていても、見落とされて車が突っ込んで来たら避けられませんから。
黒尽くめの評価
価格評価→☆☆☆☆☆(貴方の命は明るい色のジャージより安いですか?)
評 価→☆☆☆☆☆(鏡で見てカッコ良くても、路上で見えなければ最低最悪のデザインです)