購入価格:手持ちの組み合わせなので追加出費は0円
私は細かいことが気になる性質だ。
ブルベのスタート地点には反射ベストを来た参加者が沢山集まる。オダックス埼玉謹製の反射ベスト、ADX-Vを着ている人が多いのだが、その中には“よじって”着ている人が10人に1人くらいの割合でいる。非常に気になる。気になって仕方がない。
ADX-Vは生地が柔らかいので非常に小さくまとめられる。これは勿論大きなメリットなのだが、敢えてネガティブに表現すると「生地に張りがない」ということであり、よじれたままでも自覚し難いのだ。反射性能に支障はないし、走行にも影響はない。だから問題ない。だが、気になる。
さて。
日本のブルベでは、反射ベストの類を昼夜問わず、ウェアの一番上に着るのが一般的だ。例えばウインドブレーカーを着たいのであれば
・反射ベストを脱ぐ
・ウインドブレーカーを着る
・反射ベストを着直す
となって地味に手間である。ADX-Vを着脱する回数が増えれば増えるほど、よじって着てしまう可能性も高まるし、雨や風に邪魔されて手早く着れないこともある。
そこで、ウインドブレーカーに反射ベストを固定することにした。方法は簡単で、ゼッケン止めで挟むだけである。ADX-Vの柔らかさのおかげで、穴を開けなくてもきちんと固定できるのだ。そのまま適当に丸めれば、ジャージのバックポケットに収納できる。ADX-V以外の反射ベストでも工夫すれば固定は出来るが、一緒くたにして適当に丸めてもかさばらずに収納できる物は他になさそうだ。
動きの邪魔にならない場所、ということで胸の上部、左右2箇所で止めている。
ゴアテックスのレインウェア(モンベルのストームクルーザー旧型)でも固定可能だ。付けたままで付属のスタッフバッグに収納可能である。あまり長時間だと生地が傷みそうなので、家に帰ったら忘れずに取り外したい。
ゼッケン止めはシンプルなプラスチックの物を使う。磁石式だと、収納時にお互いがくっついて難儀するだけでなく、フレームなど思わぬところに付いてしまって巻き込んだりするかもしれないからだ。
私はジャージの上にIKEAの反射ハーネスを着て、ウインドブレーカーとレインウェアそれぞれにADX-Vを固定している。他の参加者に貸すことも考慮しての反射ベスト3枚持ちだ。ジャージ+反射ハーネス+ウインドブレーカー or レインウェア+ADX-Vとなるので暑くて蒸す気がしているが、実際には大差ない、と思いたい。
わざわざ反射ベストを買い足してまで実践するような小技ではないと思うが、既に複数持っていて、その中にADX-Vが含まれていて、着脱が面倒に思っていたら、試してみて欲しい。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★