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『固く締まったシングルフリーギアは、何らかの方法で工具を長くできれば、比較的簡単に外せる』
■ 固く締まったシングルフリーギアを外したい
私はクロスバイクの他に、GIANT FIXER Rというシングルスピードにも乗っている。シングルスピードは、変速機がない分メンテナンスが簡単だ。ただ、コグ(固定ギア)やシングルフリーギアが固く締まってなかなか外れないことがある。特にシングルフリーギアはペダルを踏むほどに締まっていき、割と頻繁に着脱してもすぐに固く締まる。KURE 5-56を大量にかけたり思いっきり工具に力をかけたりしても、ビクともしないことが多い。そこで、私なりに工夫してシングルフリーギアを外しやすくしてみた。
シングルフリーギアを外すのは一苦労。割と頻繁に着脱してもすぐに固く締まる
■ レンチをレンチでつかむ荒技
シングルフリーギアを外すには、フリー抜きという工具を使う。この工具をシングルフリーギアにはめ、レンチでつかんで反時計回りに力をかければ外すことができる。ただ、レンチの長さによっては十分にトルクをかけられない。長いレンチがあれば簡単に外せそうだが、ホームセンターで見る限り非常に高価だ。
だから、私はモーターレンチの先端をモンキーレンチでつかんで回してみた。すると、今までの苦労は何だったのかというくらいあっけなく外れた。特に思いっきり力を込めたということもなく、レンチにジワーッと体重をかけただけ。非常に簡単な作業だった。
ただ、シングルフリーギアが緩む際に、モーターレンチが落下する可能性がある。ホイールが地面に対して垂直に立て、モンキーレンチがモーターレンチがからズレないように慎重に力を加える必要がある。私は工具を結束バンドで固定したが、これは工具が落下しないようにしたものであって、工具が水平方向にズレるのを防止することまでは期待できない。結束バンドで固定しても不安定であることには変わりないので、ある程度力をかけて外れないなら無理は禁物だ。
レンチをレンチでつかむと、工具に体重をかけたくらいで簡単に外れる 工具は23cm→40cmに延長 (左)
工具が落下しないように結束バンドで固定する。工具の安定感が得られるわけではないので注意 (右)
■ つまり長い工具なら簡単に外せるということ
実は何度もこの方法でシングルフリーギアを外している。工具に思いっきり力をかけなくても簡単に外せるからだ。何度も書くが、レンチでレンチをつかむ方法は、工具がズレやすく不安定なので、思いっきり力をかける作業には向いていない。おそらく、何年も外していないフリーギアでは外れない。体重をかける程度の負荷で、安全な範囲内で試すに止めておくべきだろう。
この投稿で強調したいのは、この方法が良いということではなく、柄の長い工具があれば、シングルフリーギアを比較的簡単に外せるということだ。おそらく、先端を潰した鉄パイプなどでレンチを延長した方が、安定感があって力をかけやすいと思う。上記の方法で安全に外せているのでまだ試していないが、次回のメンテナンスにチャレンジしてみようと思う。
外れたシングルフリーギア
価格評価→★★★★★ (この作業で新たに購入したものはない)
評 価→★★★★☆ (安定感がないのでベストな方法ではない。もっと良い方法を模索しようと思う)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー