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『自分の自転車のメーカー、モデル、年式を入力すれば、適合するヘッドパーツの規格が表示されるツール』
■ヘッドパーツの規格やサイズを検索するツール
ヘッドパーツはフレームによって対応する規格が異なり、様々な規格が乱立している。自分の自転車のスペックを見ても、ヘッドパーツの規格やサイズまで知ることはできない。
だから、自分の自転車にはどのようなヘッドパーツが適合するのかを調べるのは結構大変だ。私のクロスバイクGIANT SEEK R3は、ネットで調べてもヘッドパーツを交換した人のブログ等は見つからなかった。
そんなときに便利なのが、CANE CREEKのサイトで利用できるHEADSET FIT FINDERというツールだ。登録されている自転車は多くないが、自分の自転車のメーカー、モデル、年式を入力すればヘッドパーツの規格が出てくる。うまくいけば、ヘッドパーツを外してサイズを測らなくて済むし、規格やサイズを間違えることもなくなる。
ヘッドパーツを外してからの注文は、できればやりたくないところ。
■私のクロスバイクで試してみた。
HEADSET FIT FINDERで、自分のクロスバイクのヘッドパーツの規格を調べてみた。さて、GIANT SEEKはあるかどうか。
①HEDSET FIT FINDERにアクセス
まずはCANE CREEKのサイトから、HEADSET FIT FINDERのページに移動する。HEADSET FIT FINDERは、日本の代理店のdiatech productsからでもアクセスできる。
HEADSET FIT FINDER
②メーカー、モデル、年式の入力
右の「Select Your Bike」からMake(メーカー)、Model(モデル)、Year(年式)を入力する。Are you using a stock fork?ではNoを選ぶと、フォークのコラム径、クラウンレース部の外径を入力する画面になる。純正フォークを使う場合はYesでいいようだ。
幸運にもGIANT SEEKを見つけることができた。SEEKは2013年モデルまではフレームの形状が同じで、2014年からフレーム形状が変わった。私のSEEKは2011年モデルなので、フレーム形状が同じ2013年を選んだ。
SEEKは世界各国で販売されているモデルなので見つけることができた。
日本等の一部の地域でしか販売されていないFIXERはなかった。ESCAPE等は地域によってフレーム形状が違うので注意。
③ボトム側の形状の選択 ※モデルにもよる
次のページではボトム側の形状を選ぶ画面になる。SEEK R3 2011年モデルは、フレームに圧入されているので右のZero Stackだ。規格の名称が分からなくても、図を見れば直感的に理解できる。
External Cupは2009年モデルで採用されていたことがあったが、2013年モデルでは採用されていないはずだ。なぜこの画面が出てきたのかは分からない。同じGIANTでもほとんどのモデルではこの選択画面は出ず、④の結果が表示される。
SEEKでは何故かこの画面が出る。GIANTの他のモデルではいきなり④の画面に飛ぶ。
④検索結果の表示
この結果の画面で、規格とサイズが分かる。この結果はメールで送信も可能だ。
SEEKはトップ側がZS 44 / 28.6、ボトム側がZS 44 / 30という結果だった。ZSはゼロスタックという規格、44はヘッドチューブの内径、28.6はコラム径、30はフォークのクラウンレース部の外径だ。※単位はmm
CANE CREEKのヘッドパーツなら、110 ZS44、40.ZS44 AL、40.ZS44 CARBON、10.ZS44が適合する。もちろん、この結果は他のメーカーのヘッドパーツを選ぶのにも使える。
SEEKにはこの規格とサイズのヘッドパーツを用意すれば良いということになる。
○その他
尚、画面左のGET STARTEDやBUILD MY HEAD SETを選んだり、画面右で該当するメーカー、モデル、年式がなくてOther〜を選ぶと、規格やサイズを自分で入力することになる。この場合も④のような結果が表示されるが、規格とサイズが分かっているならこのツールを使わなくても、適合するヘッドパーツを見つけられるはずだ。
規格やサイズを自分で入力することもできる。
■適合するヘッドパーツを見つけるのに役に立つ
私はこのツールでの結果を参考にしつつ(あくまで参考)、ヘッドパーツを購入した。各部を計測したわけではないので、実際の交換作業までは100%の確認が持てずにいたが、無事取り付けることができてひと安心だ。
後で知ったのだが、適合するヘッドパーツが見つからなかった場合は、CANE CREEKに問い合わせることができるようだ。私が購入したのはCANE CREEKのヘッドパーツだったので、問い合わせてみれば良かったと思っている。
自分の自転車のフレームに適合するヘッドパーツが見つからなくても、年式によってはフレームが同じこともあるので、その場合には参考になると思う。モデルや年式も少ないが、ヘッドパーツの規格やサイズを調べる際には、まずこのツールを利用してみるのがおすすめだ。
ASK CANE CREEKから問い合わせることができるようだ。
SEEKに取り付けたCANE CREEK 40.ZS44 AL。
価格評価→★★★★★ (無料で利用できる)
評 価→★★★★☆ (登録されている自転車は多くないが、うまくいけばとても参考になる)