ホイール組み虎の巻notti 2011-3-1 0:25 5282 hits nottiさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP これは「やまのせサイクル」という自転車屋さん(多分)のホームページのホイール組みを解説した部分をプリントアウトした物で、ホイールを組むときにはいつもこれを横に置いています。ホイールなんてめったに組まないのでいざ組むとなると綾取りの仕方とかまず間違いなく忘れてしまっています、なのでホイールを組むときにはこの虎の巻が必需品です。A4の用紙5枚あるのですが図は写真に写っているものだけです。「何?これ。下書き?」みたいな弱々しいタッチのこの手描きのイラストが的確な解説とあいまって何か妙に分かりやすいです(笑)。 現在どんどんホイールの完組み化が進んでいますが、自分でハブ、リム、スポークを選び、組み方、スポークテンションも自分好みの世界でたった1セットのオリジナルホイールを作ることが出来るというすばらしい自転車文化の一つが廃れていくのは非常に悲しいことだと思います。 しかしホイールを一つのシステムとして考え、トータルで最高のパフォーマンスを発揮させようとすれば専用設計のリム、ハブ、スポークとなっていくのは仕方のないことなのかもしれません。ですが手組みホイールには完組みホイールには無い決定的なアドバンテージがあるのです、それは手組みホイールには組み手の「想い」、「情熱」、「真心」が入っていることです。(マゴコロキターッ!!) 手組みホイールは「真心」を注入されることによって魂が宿り、単なる金属と合成樹脂の集合体である自転車部品という枠を超えて絶対的な信頼の置ける「相棒」ともいえる存在へと昇華するのです。(←ア、アツイッ。暑苦しいゼ、アンタッ) もう、どうにもキツくて、苦しくて、辛いときでもFフォークの下で一生懸命けなげに回り続けるホイールを見れば 「コイツだってがんばってるんだ、オレだけへたばるわけにはいかねえっ!」 と思い、新たな力が湧いてくるのです。もうゴールスプリントの伸びも違ってくるってもんです(ゴールスプリントなんて一回もしたことないけど・・・)。 どうです、ホイール組みしたことのないあなたもホイール組みたくなってきたでしょう。まあ、ホイール組みを始めればスポーク長間違えてスポーク32本まるごと無駄になって涙目になったり、やっとのことでスポークを通し終えたと思ったら綾取りの仕方間違えてるのに気付いて半泣きになったり、振れを取りながらテンションを上げていこうとしたらグニャグニャに振れたままテンションだけキンキンに上がっちゃって号泣したりということもあるでしょう。しかしそれはやむをえないのです。それらは大切な相棒を得るための生みの苦しみであり、誰もが一度は通る道なのです。女なら・・・じゃなかったサイクリストなら耐えられる痛みなのです。 さあ、あなたもホイール組みを始めて自分だけのスペシャルホイールをゲットしてみませんか。案ずるより生むが易しです、やってみればけっこうあっさり出来ちゃうもんです。そしていっしょに手組みホイール文化を守っていこうではないですか。 く、詳しくは知りませんがホイール組みを解説したDVDなんかもあるみたいですし・・・、それに「中途半端な完組み買うんだったら手組みのほうが絶対いいっ」て飯倉のアニキも言ってたし・・・。 「テメーッ、やっぱ絶対サイメンの回し者だろーっ!!」(←全ナナシストの心の声) |