10年前のエントリーカーボンロードnadokazu 2018-12-31 17:54 3671 hits nadokazuさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP 2008年。初めてロードバイクを買いました。KUOTA KHARMA105完成車。フロントフォークやシートステーの芸術的な造形にコロッとやられて、気づけば清水ダイブ…! 購入価格は、税抜でおよそ28万円。当時105組のエントリーカーボンロードは大体25万円程度が主流だったので、KHARMAは少し高い部類に属するモデルでした。なんですが、今にして思うとこの選択は思い切り正解。「メインコンポ シマノ105」と書かれていても、実はブレーキにテクトロを混ぜこんであるモデル、多かったんですよね。 とはいえ当時は機材の知識ゼロですから、ブレーキがテクトロ製であることの恐ろしさなど知るよしもありません(そもそもブレーキという一番コストかけないといけない部分を、真っ先にコストカットしてくる姿勢はメーカーとしてどうなの?)。KHARMAはクランクからブレーキキャリパーに至るまでぜんぶ105。ステムはDedaでホイールはRacing7と、いま振り返ってみてもエントリーモデルとしてはまったく不満のない構成。初ロードで、そんな1台を選んだ当時の自分を褒めてあげたい! そういえば、当時標準で付いてきたスプロケは12-25で、完成車のほとんどがそんな感じでした。いまだと11速化されてることもあって、28とか32が付いていてまことに羨ましい…。 というか、よくよく考えると今のロードバイク環境、当時に比べるとすさまじく進化してくれています。 たとえば走行ログの記録、サイコンの記録データをいちいちエクセルに転記して保存してました。月間の走行距離ひとつ出すのにも、集計と再計算が必須。GPSで走行ログを記録するのだって、SONYのGPS-CS1KみたいなGPSロガーを持って走っていました。しかも、走行後にログをPCにダウンロードして専用のアプリで読み込んで表示させるという手間のかかり具合。それが今じゃあサイコンにGPSがついてクラウドサービスと一体化してくれたおかげで、走った後にアップロードするだけというシンプルさ。Strava様様、Garmin様様です。 ライトだって、超高輝度LEDライトとして謳われた「EL-540」のスペック、170ルーメンぽっちです。しかもハイモードで2時間しか持たないので、予備の単3を何本も携行したりしてました。GENTOS閃の明るさとコスパに感動していたら、今はではVOLT800たった1本でその数倍の明るさです。 スマートトレーナーどころか、スマートフォンすら一般的でなかったのがホンの10年前。いやー、技術革新って本当にすばらしいですね。2019年はどんな進化が見られるのか、楽しみでなりません。実にありがたいことです。 ちなみに、2008年モデルのKUOTA KHARMAを購入して数カ月後に、2009年モデルが発表になりました。トップチューブやシートポストが無茶苦茶カッコイイエアロ形状になったうえに、コンポーネントはアルテグラが標準になるなど振るモデルチェンジ相当の大幅すぎるアップデート。しかも、お値段そのまま!私が血の涙を流したのは、言うまでもありません…。 |