Panasonic Lumix DMC-GF1+G 20mm/F1.7 ASPH.mia 2010-2-15 8:46 20938 hits miaさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP 常時携行しているカメラである。仕事帰りにバッグからこれを取り出し、月島から築地、銀座、日比谷へと夜景スナップを楽しんだりしている。レンズが明るいので、銀座の街並ぐらいならISO400以下の低感度でも手ぶれすることは全くない。このクラスとしてはフォーカスも速く、日没直後有楽町の交通会館3階デッキから新幹線の流し撮りとかやってみても、運転席窓枠にきっちりピントが食いつく。 この写真で概ね実物大。最新のコンデジの3〜4倍はあるが、mont-bell サイクルフロントバッグの、あの小さな口にこの状態で専用ケース入りで入ってしまう。入ってしまえばこっちのもので、とりあえず使わないウォーマー類とかも押し込んでしまえるぐらいはコンパクトだ。 撮像素子がコンデジやケータイなどとは比較にならないくらい巨大なので、コンデジでは得られない絵が手軽に撮れる。実力のほどはあなパーCATEYE TL-LD130-R https://cbnanashi.net/cycle/modules/myalbum/photo.php?lid=125 をご覧頂きたい。 競合機種はOLYMPUS PENシリーズ。機能面ではE-P2、価格面ではE-PL1が競合する。PENもなかなかいい佇まいのカメラなんだが、GF1のいかにも家電的なデザインは、惜しげもなくガンガン使い倒すに相応しい。 同じマイクロフォーサーズという規格の上にあるが、オプションやアクセサリーが豊富で酒の肴になるデザインのPENはスポルティーフ、シンプルなデザインのGF1はロードバイクと言っていいかもしれない。 もちろんいいことばかりではない。メーカーがカメラを手がけてまだ年数が浅いため、一般的なカメラメーカー製カメラとは少々流儀が違ったり、まだ考えが及ばないところもある。 ミノルタを継承したSONYのカメラなどと比較しても、最後の詰めの部分で独り善がりに突っ走ってしまった危なっかしさは感じる。良く言えば常識に囚われていない、悪く言えばまだまだカメラについて勉強が足りない。 20mmレンズにはフードは付属していない。UN製の46mm径が唯一の選択肢。そもそも46mmってサイズが、フードにせよフィルターにせよあまり選択肢のない、マイナーなサイズだったりする。それに、ねじ込み式の社外品だから収納時フードを逆に付けることもできないし、フードとレンズキャップを同時に付けることもできない。 電源を入れたまま持ち歩いていると、いつの間にかホワイトバランス設定が変わっていたりもする。ホワイトバランスのボタンを2回以上押せば切り替わってしまい、気づかずにシャッターボタンに触れれば失敗写真の準備完了である。普通は「このボタンを押しながらダイヤル回して切り替え」ぐらいの手間をかけさせるところだ。そもそも拘る人はRAWで撮ってPCで現像、拘らない人はオートのままなんだから、触ったり当たったりぐらいで設定が変わる設計ってのは困ったものだ。しかも電源切っても電池抜いても設定がそのまま残るという、変に意固地なところがある。 とはいえメーカーとしてはまだまだ伸び代があると期待しているので、次期GF1がどんなカメラになるか、今から楽しみだったりする。 |