台風一過の荒川ロックゲートManInside 2015-9-14 22:44 3657 hits ManInsideさんのすべての写真 フォトギャラリーTOP 茨城県を中心に甚大な被害をもたらした先日の台風。2〜3日後の週末、荒川河川敷道路(東京〜埼玉)を走りました。 水位がそれなりにやばかったらしい荒川もすっかり落ち着いていて、中流〜上流にかけての路面滲み出しはひどかったものの、あまり大したことはなかったのかなという印象。 しかし帰路、下流の荒川ロックゲートでは見たことのない風景が。この閘門にこれだけのゴミが流れ込んでいるのを見るのは初めて。 千葉県の銚子港にも鬼怒川上流から流されてきた流木やゴミがあふれているという話ですが、荒川でも似たようなことが起こっていたようです。 荒川は荒ぶる川。鬼怒川は鬼が怒る川(諸説あり)。地名に込められた警告というのも最近よく気になります。 今回の台風は関東ではじめて堤防が本格的に決壊したとのことで、身近なサイクルスポットである荒川について色々考えさせられることになりました。 数年前であれば完了まで400年と12兆円を要する「スーパー堤防」プロジェクトなどは「バカじゃないの。利権集団乙。」と思っていましたが、ここ最近の日本の気候状況を考えるとそうも言っていられないと思いました(でも400年と12兆円っていうのは絶対に認められませんw 実現可能性がないものはプロジェクトと呼ばない)。 2005年8月にアメリカ・ニューオリンズを水に沈めたハリケーン・カトリーナあたりから、どうもアメリカをはじめ世界中の気候がおかしくなっていると感じてきたのですが、日本ももはや完全に亜熱帯化しているし、これまで「50年に1度」と考えられてきたような災害も、既に「5年に1度」程度までその発生リスクは上昇しているのかもしれません。 いつかこの荒川の堤防も決壊しないとは限りません。そうなると東京・丸の内や銀座あたりも常総市のようになると言われています。先日テレビを見ていたらビートたけしが「地震に噴火に洪水。そろそろ日本なくなっちゃうんじゃないの」と言っていました。確かに真面目に心配になりますね。3000億円かけて日本全国に軽減税率対応レジを導入するとかしないとか、そういうアホみたいな議論をしている場合ではない。 自転車に乗って同じ場所を定点観測的に10年も走っていると、色々なものが変わってきている、と肌身で感じます。自然も、社会も、人々も、そして自分も。ついでに書くと見かける自転車とパーツの種類も。 |