購入価格 ¥5700
廉価版SPDペダルPD-M324の長期使用レビュー。2年9か月、10400km時点です。
SPDビンディング対応は片面のみで、反対側は普通の靴で回すことができるようになっているという、スポーツ自転車が初めての方や、ユル目の自転車用途などにも好都合で便利なペダルです。
こちらは2000km走行時点の既報
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=998&forum=44&post_id=16774#forumpost16774英国のCBoardmanという銘柄の700Cフラットバー自転車(日本ではクロスバイクとかいう不思議な名前が一般的)に装着して使っていますが、さすがシマノ、この価格帯でも当然のように、10400km走行程度では軸受に違和感はありません。
で、このペダルで特筆すべきは、寂しげにペダル片面に乗っているSPDクリート受け部。
普通のSPDペダルとクリートは共通ですので、基本的には同じようなものですが、見た目は微妙に異なります。だからなのかどうかわかりませんが、ペダルの形が小さいPD-M970などの普通のSPDペダルとは異なり、クリート受け部を軸にしてかかとを左右に振るときの抵抗がやたらと小さい、という点です。
実は当初、左ペダルの揺動抵抗がかなり大きく、使用感があまり良くなかったので、一か月に一度程度、シリコンスプレーをごく微量、吹きかけて使っていたのですが、そうこうしているうちに、ツルツルに。これが実にいい感じで、まるでシューズのクリートが玉軸受でペダルにつながっているかのようなスムーズさ。
使い始めたころは何とも思っていなかったのですが、「うーむ、これはいいかも知らん」と思い始めてからは、日々その感慨が深まっています。
恐らく、完全固定ではないペダルシステムはすべて、ある程度のフリクションを付加しつつ搖動させることができるように設定されていると思います。その方が安定したペダリングが出来るという配慮かも知れません。が、このペダルはその埒外。そして、それは結構いいもんだな、と。
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私にとっては、サドル表面はハエもとまれないほどツルッツルの革がベストだし、ペダルの揺動もツルッツルがベスト。願わくば、普通の四角いXTとかXTRのSPDペダルでもこんな感じのフリクションレス搖動が実現されるといいなあと思う、今日この頃です。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
ヘンなシャシンで申し訳ないデス