購入価格 ¥5700
フラットバー軽快車のデフォルト装備だったクイルペダルを片面クイル片面SPDのM324に交換。
プレートのテカテカ光沢仕上げが好感。軸受のフリクションはこのクラスとしては普通のレベル。ゴリゴリ感は皆無です。
クイルペダル側はこんな感じ。ロードレース用のクイルペダルとは異なり、低床です。
片面クイルペダルというわけで、普通のスニーカーなどでも踏むことが可能ですが、結局、SPDクリート付のMTBシューズで使うことがほとんどなので、ワタシ的には普通のSPDペダルにしておけばよかったかも。ちなみにSIDIのMTBシューズでクイル側を踏むのは、あまりいい感触ではありませんが、ビンディングから足を外しておきたい場合もタマにはありますので、便利ではあります。
ペダルを放置して落ち着かせると、ペダルを右から見込んで、クイル後端面が11時辺りに来ます。そしてSPD面は8時を向いています。しかし重心がペダル軸芯に比較的近く、すんなりこの位置に復帰するには、自重によるトルクが微弱すぎました。信号で止まった時にペダルがどこを向いているかは、半ば運次第。冬であれば軸受潤滑が硬くなり、自重では全く回らないでしょう。普通のSPDであれば、どんなペダル角度であっても、ただ踏むだけでもキャッチできますが、これはそうはいきません。青信号で走り出すときには、一度軽く足を乗せてみて、SPD面ならストレスなく、ジャキッ!と軽く嵌りますが、クイル側を踏んでしまった場合は、6時半で一旦、足を離せば、12時前にはちゃんとSPD面になって戻ってきますので、その時にキャッチすればよいでしょう。
ところでこの個体、SPDばねの硬さ設定が、強烈に硬くなっており、無調整で乗って一瞬、焦りました。SPDばねってこんなに硬くできるのか!?SPDペダルはほかにも使っていますが、出荷状態でこんなに硬いものは初めてでした。どちらかというと初心者向けのペダルだと思いますので、出荷時の調整間違いなのでしょうが、悪い冗談はよしてぇ!という感じでした。
それから、左のSPD固定の感触が思わしくありません。リリース時にひっかかる感じがするし、使用時に踵を振ると、フリクションが過大ですんなり左右に踵を振ることができません。長期間使用しているクリートに問題があるかというと、他のSPDペダルではそんな風にはならないので、それは違う。というわけでペダル側の問題でした。CRC556をごく少量、滴下したら具合がよくなりましたので、そのまま使用していますが、これは初期不良と言ってもよいレベルでした。ちょっとハズレをひいてしまった感じですが、CRC556滴下で劇的によくなったので、とりあえず満足。
2000km走行時点で、軸受部に問題はありません。(当然ではありますが)
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★☆☆