購入価格:¥10,500(型落ちにつき定価の半額)
カーボンソールが採用される、「ガチではないがほんのちょっと本気」の(?)1足。
側面にはメッシュを多用、通気性の良さも図られている。アッパーはエナメル調で、所々にメタリックブルーがあしらわれており、青好きの身としては心惹かれるものがあった。
サイズは41.5(約26.5cm)。これまではシマノのワイドラスト(ナイロンソール、サイズ41)を使用していたせいか、最初に足を通した際は、サイズが0.5上にもかかわらず少し横幅が狭く思えた。
さて、実際に履いてみてサイクリングに出ると、カーボンソールのせいか、「軽くて硬い」印象を受けた。特にこの"足が軽い!"感覚は、走行後の足の疲れ度合いにも影響しているだろう。
また、クリートをペダルにはめる際の「パチン」というクリック音も大きく響き、さぁ走るぞというモチベーションも上がりやすい。
もちろん、ポジティブ一辺倒とはいかない。エナメル調の白いアッパーは、急角度でハンドルを切った際に前輪に擦ってしまうと容易に傷が付き、しかも目立つ。狭めのサイドとワイヤーで足をしっかり固定してくれる反面、足指部分のスペースが必要以上に広すぎて、前側のベルクロ1本程度では固定できない。結果、指先を意識して踏ん張らせる必要があり、多少なりともパワーロスがあるのではないかと思われる。
また、当初走り始めて10~20km程度で足の外側が強烈に痛くなるという状況が繰り返し発生、インソールを土踏まずが若干高いものに変更するハメになった。とかく足の形に合ったシューズを探すのは難しいものだと痛感。
余談ながら、ペダルキャッチ時の傷を想定し、念のためカーボンソールにバスコークを薄く塗っている。ただ、塗布作業が大変な上、傷はどうしてもどこかしらにつくものである事がわかってきたので、今後剥がれきった際に補修するかどうかは未定。
価格評価:★★★★☆(定価通りであればたぶん買わなかった)
評 価:★★★☆☆(軽くて色もいいが、足の形にぴったり合うシューズは、そう簡単には見つからない)