[Cycling Courses] 箱根旧道(神奈川県道732号線)
箱根湯本の三枚橋と芦ノ湖手前の畑宿入口交差点をつなぐ道路です。温泉街として栄える大平台や小涌谷などを通る国道一号と違い、こちらは交通量少なめです。
距離10.7km、標高差700m、平均勾配6.5%とコースプロファイルだけを見れば普通の峠道。 しかし、ある程度の長さの平坦区間や一部には下り区間もあるため、上り区間はかなりの割合で10%以上の勾配を保っています。 初挑戦なら足付きなしで完走できれば万々歳、40分を切ればそこそこ速いと言われるようです。
----------以下コース概説---------- スタートは国道一号線の三枚橋交差点を左折し、橋を渡りきったところ。 一瞬下ってセブンイレブンの前から突然の急坂が始まります。約8%。 湯本小学校前で一度平坦になりますが、200mほど行くと再び8%ぐらいの勾配。
ここを過ぎるとまた道は平坦となり、ゆるい下りを挟みながら600m程度だらだらと進みます。 ホテル天山の入口あたりから須雲川インターまで一気に上り。ところどころ12%ぐらいの勾配が出てきます。
須雲川インターを過ぎると少し下り、須雲川の集落へ。平坦区間があります。 再び上り勾配が始まり公衆トイレの前を過ぎて右に曲がると、前半最大の難関である大天狗山神社前の左ヘアピンが目に入ってきます。 ここは、拡幅工事を行う際に左側に道を広げたため、カーブ内側の傾斜がとんでもないことになってしまいました。最大傾斜は25%とも。
何とかここを抜けても、休む間もなく畑宿集落まで10%前後の上り勾配が約1km続きます。 畑宿集落ではまた短い平坦区間。自販機があるので、疲れていたらここで一息つけます。距離的にはここで約半分。
集落の先から8%程度の上りが始まり、箱根新道と交錯しながら悪名高い七曲に突入していきます。 七曲という名前ですが実際には12回カーブがあり、区間内の平均勾配は10.1%です。カーブのイン側だと20%近くいくかも。 走り屋のせいで路面はボコボコ、非常に走りにくい区間です。
七曲を抜けると左手に眺望が広がります。空気が澄んでいる日は江ノ島あたりまで綺麗に見えるので、このあたりで一息入れるのもいいでしょう。 いったん緩んだ勾配が再び厳しくなると、七曲のようなヘアピンが二つ続く猿滑り坂。ここが最後の激坂ポイントですが、改良工事で勾配が緩くなり若干走りやすくなりました。
少し行くと右手に甘酒茶屋が見え、勾配が2~3%ぐらいに緩みます。 茶屋を過ぎると再び急な勾配が現れますが、もうゴールはすぐそこ。 お玉ヶ池前のほぼ平坦な区間を疾走して少し行けば頂上の目印である道産子ラーメンが目に入ってきます。 後はわずかに下って畑宿入口交差点でゴールです。 --------------------
急勾配と緩斜面が交互に現れるコースで車も(一号と比べて)少ないため、ヒルクライムの練習場所としてはとてもいいところです。 しかし、コースは非常にきついので初心者にはあまりお勧めできません。 下りは急勾配に加え路面が荒れているところも多いので、くれぐれもお気を付け下さい。
走りやすさ→★★★☆☆(路面の荒れが辛い) 激坂マニア度→★★★★☆(なかなかの走りごたえ)
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