九千部山(くせんぶやま)
佐賀県と福岡県境にそびえる標高 847.5mの山。
大浦バス停から頂上まで標高差約700m、距離約9.3km
http://yahoo.jp/sYAAgF通称「苦戦部」
福岡・久留米からも手近にヒルクライムを堪能出来るとあって、
週末になればクライマーが集まる。
お隣には1,055mを誇る背振山があり、板屋峠から背振山に登った後
国道385号を下り大浦バス停前から九千部山に登るルートがオススメ。
激坂祭りの鳥栖JCT方面から登るルートもあるが、
今回は難易度低めな福岡方面から。
スタート地点(大浦バス停前)から心が折れそうな坂が断続的に続くが、
この序盤の集落をクリアすれば中盤は比較的楽である。
※序盤〜中盤までは至る所で工事が行われているので、10tトラックがよく走りますご注意ください。
集落を過ぎると急坂は無くなり淡々と登る事になる。
私の場合は、この時点でちょっとしたクライマーズハイになり始めるので
体力的にも精神的にも一番楽になるゾーン。
所々荒れた道だったのが工事が入り、非常に走りやすく整備され、
ヒルクライムでも路面状況は非常に大事なのだと痛感させられた。
しばらく登ると道が広くなり、坂も緩やかになったところで分かれ道が現れる。
この時点で標高約530m、距離約5.5km、標高差約400m、平均斜度約7.3%。
本番はここからである。
頂上付近までこの先民家もなければ、人工建造物もない。車の音さえしなくなる。
延々と様変わりしない森の中を走り続ける事になるので精神的に追いつめられる。
「熊が出たらどうしよう」「幽霊が出てきそうだ」などネガティブ思考が頂点を迎える頃には
10%越えの急坂が現れ始めるので今度は体力的に追いつめられる。
NTTの中継局?が見えれば頂上はもうすぐ。
…だが、ここからが「苦戦部」といわれる所以を思い知る事になる。
残りの距離約1km、平均斜度10%以上
登れば登るほど、ゴールに近づけば近づくほど苦戦を強いられる。
やっとの思いでゴール手前の激坂をクリアし、渾身のガッツポーズを繰り出しても気を抜いてはならない、
この場所で両手の拳を天高く掲げアドレナリンを放出させていると、砂地にハンドルを持っていかれ落車。そうじゃなくても一気に熱が冷めるのでご注意ください。
砂地を越え左に曲がると苦戦部一番の激坂(といっても約50m)を
ガムラシャラに登ると舗装路とジャリ道の境目がゴール。
猛者達は35分で登るそうです。(中之島公園スタート)
コンタドールなら何分で登るのだろう?想像するだけで恐ろしい!
そのまま歩いてSTSの建物?の裏手に行くと展望台があります。
そこからは福岡市・久留米市・佐賀まで展望可能
さらには背振山・阿蘇の久住連山まで見渡せる絶景が広がっています。
筑後平野
福岡市
隆信沙門が果たせなかった1万巻を、1万回のヒルクライムで達成させよう!
※私以外の誰かが
トレーニング→★★★★★
激坂評価 →★★★☆☆
達成感 →★★★★☆
ダウンヒル →★★☆☆☆
※下りはブレーキ掛けっぱなしになるので
フルカーボンホイールな方々は熱にご注意ください。