購入価格 ¥タダ
サイコンのマウント位置はステム上が一番良い、と思っている。
見やすいし、上ハンドルを握るときにも邪魔にならない。
しかし、最近はステム上にでっかいGarminが居座っている。以前使っていた140mmステム(ショートリーチハンドルを使うとこうなる)ならとにかく、
120mmステムでは2台装着できる余裕はない。
かといって、ハンドルに固定すると上ハンを握りにくいし、ライトを付ける場所もなくなる。何より、美しくない(と思ってる)。
一番ベタな方法は、ハンドルから「出島」を生やすこと。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5939&forum=85しかし、この小物自体が50~100gとバカにならない重さ。大枚はたいて軽量化したのに、こんな小物でチャラになるのは許しがたい。
そこで、自作ブラケット。
※注意 ステムに穴を開けます。ステムの種類や穴の位置や大きさ、ライダーによっては破損するリスクがあります。従って万人にはオススメできません。もし参考になさるときは、強度等を考慮の上加工してください。
取り付けるサイコンは、Wiggleの安売りでなんとなく買ってしまったo-synce minisave。
ブラケット裏に、ネジ穴が4つ開いているので、これを利用して自作ブラケットを取り付ける。
素材は転がってたアルミ板を使用。厚み4mm。種類はわからないけど、多分5000系とかじゃないカナー(適当
こういうものは行き当たりばったりで作っても綺麗にできないので、ちゃんと図面を引く。
まずは設計、組み合わせるブラケットの寸法(対辺距離、穴位置、角R)をキッチリ測定して、測定値を参考にして2DCADで図面を描く。
今回は「鍋CAD」というソフトのフリーウェア版を使用した。なるべくお金はかけない方針。
もとい、自転車の部品買いすぎて自転車操業なんですよ私(´・ω・`)
さて、今回加工に用いるのはマシニングセンタ、いわゆる「CNC加工」ってやつである。
(参考)
CNCとは数値制御、要するに「切削工具を5000回転でブン回せ!座標(0,0)から(10,10)まで毎分400mmで動け!」というような命令を繰り返して、目的の形状に加工する。
ひたすら座標を手打ちしてもいいんだけど、面倒なので専用のソフトウェアに頼る。それがCAMソフトというもの。
これもちゃんとしたものはクルマくらいの値札がついてるんだけど、お金ないので1~2万円の安物CAMを使用した。
簡単な工作ならこれで十分。
さてさて、後はマシニングセンタに放り込んでバリバリッと削れば、できあがり。
写真とってみたけど、加工中は冷却と潤滑のために切削液がドバドバかかってるので何がなんだかわからなかった。
材料の固定とか、加工後のバリ取りが難しかったり面倒だったりするのだが、
今回は小物だし、両面テープで貼っつけて削ってやった^q^
1個ミスったけど、寸法を微調整して再チャレンジした2個目はジャストフィット。
これを、ステムに空けたネジ穴にM3ボルトで固定して、完成。
うむ、見た目スッキリで何より軽い。だいまんぞく。
価格評価→★★★★★ 廃材利用
評 価→★★★★☆ 満足してるが、改良の余地はまだまだある
実測重量 5g(マウントのみ)