購入価格 ¥6~7000円位 (Wiggle)
ブルベ界隈ではなかなか根強い人気のあるTimeのペダル。
近年ではアイクリックシリーズもモデルチェンジして、現行(2017年)ではエクスプレッソになっていますが、クリートはこの世代と共通のものえす。
アイクリック2は、1世代前のペダルです。
そのなかでも末代グレードにあたるのが、このグラスファイバーブレードのリーフスプリングを採用しているモデルです。
重量的には、アイクリック2シリーズの中では一番重たいですが、そもそもシマノ系のエントリーグレードに比べるとやはり軽量です。
■なんで手に入れたの?
自分の場合、ロードバイクを買うときに、一緒にビンディングデビューしようと思い、納車に先駆けて入手して、クロスバイクにつけて遊んでいました。
フラットペダルからのビンディングですから、最初のうちは不安だらけで、どんな感じで足が固定されるんだろうか?とか、転んだ時変な怪我しないだろうか?とかいろいろ考えたりもしてました。
色々調べていくと、メーカーは当時はシマノ、ルック、カンパニョーロ(レコードペダルが当時は現行だった) そしてタイムの選択肢があり、タイムはその中でも比較的膝に優しく、ステップイン・ステップオフが非常にイージーという評判を聞きチョイス。
タイムって言うとお高いんじゃないの~?と思ってましたが、このエントリーグレードのものなら、比較的お手軽に手にできて、もしビンディングペダルが合わずに挫折しても、まぁいいかな……というお値段でした。
■使ってみた感想
フローティング機構が独特で、カチッとハマったあとも多少はうねうね動かせるような独特のホールド感。
遊びがある、といえばそうだし、アバウト感といえば、そういう感じもする。
バネなのかセンタリング機構がついてるので、結局は収まる場所に収まろうという力はあるのだけど、それも嫌味がないので、漕いでいてセンタリング機構に違和感を感じることはない。
ステップインはしやすいと聞いていたけど、あまり他のペダルとは変わらない感じ。 ぎゃくに言えば、ごく普通という感じもする。
ただ、そんなに強く踏まなくても、クリートがきちんと収まる場所に合わせれば「カチン」と自動的にはまってくれる。
ホールド力はそんなに強くない、なので、ちょっと荒れたペダリングでガシガシ回す人は、使い込んでペダルの爪が摩耗したりと、条件が揃うと外れてしまうこともあるかもしれない。
耐久性については、時々話に出るけれど、自分が使ってる分はほぼノントラブルで5年間使い倒しました。
ただ、クリートに小石などゴミを挟んだ状態で、ステップインすると、ペダルのボディが樹脂製なので、バキッと割ってしまうことがあるかもしれません。
自分はこのアイクリック2カーボンも持っていたのですが、この例で割ってしまいました……
■総括して
膝にやさしいと言われてるだけあって、このペダルで膝に違和感を感じたことはありませんでした。
現状、買った当時、周囲でタイムペダルを使っていた知り合いの多くは、スピードプレイに変えてしまった方がほとんどで、タイムを好んで使ってるのは自分だけになってしまった感じもしますが、ブルベに行くと未だにタイムのペダルをちらほら見かけるのもあって、実際、ライダーズチョイスとして、足にはストレスの少ないペダルではないでしょうか。
ロングライドで足の痛みに悩んでる方は、旧モデルなので探してみてもいいかもしれません。
実際自分もブルベではずっとこれを愛用してきました。
後継のエクスプレッソよりも、ホールド感はやや弱く感じますね。
さすがに5年使っているとビンディングの爪が摩耗してきて、バニーホップしたり、思いっきり足を引くと、クリートが外れてしまうほど傷んでしまいましたが、このグレードならそれほど信頼性、という面ではそう、悪いものじゃなさそうに見えます。
■余談
クリートは先に書いたように現行エクスプレッソと共通です。
更に言えば現行のマビックペダルと同じ。
クリートは結構摩耗が早い、と言われてますね。
自分は歩き方なのか、だいたい半年から1年弱ほどは持ちますが、人によっては1ヶ月そこそこでダメにしてしまうという話も聞きます。
価格評価→★★★★☆(末代グレードですが、ここまで使えればコスパいいよね!ッて思います。)
評 価→★★★★☆(作りはやや安っぽく見えるけど、安定感あるグレードじゃないでしょうか)
<オプション>
年 式→2012