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アヘッドタイプのヘッドセットを用いる場合、フォークコラムにはスターファングルナットを圧入、もしくはプレッシャーアンカーを使用することが殆どだ。
こういう変わり種パーツ
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6264&forum=14もあるが、特に不整地を走る場合は緩みやすく、あまり良くなかった。
ところで、カーボンコラムフォークの場合はプレッシャーアンカーを使うが、これが緩みやすい。
シクロクロスのヘッドセットは、2,3レースも走れば緩んでガタが出てきてしまう。
走行中の振動で、プレッシャーアンカーごとステムがずれてしまうのだ。
一方ロードバイクでは3T FUNDA TEAM
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7494&forum=6を使っているのだが、このフォークに付属するアンカーは特殊で、スターファングルナットが打ち込まれたアルミパイプをフォークコラム内部に接着するという構造になっている。
この方式なら、アンカーがずれる心配は殆ど無い。
前置きが長くなった。
要するに、3Tのフォークに付属する接着式アンカーを自作して、シクロクロスのフォークに入れちまえばいい。
で、作ってみた。
これだけでは何もわからないが、適当なアルミパイプの外形をフォークコラムにあわせて旋盤加工した。
寸法はコラム内径より0.1mm程度小さめにして、接着剤が行き渡るように工夫している。
このアルミパイプの内側には、1インチアヘッドフォーク用のスターファングルナットを打ち込んである。
全体で重量は21gと、ほとんどのプレッシャーアンカーよりも軽く仕上がった。
フォークコラムに接着するときは、接着式アンカー表面とコラム内面をサンドペーパーで荒らし、溶剤で脱脂してから、
2液性エポキシ接着剤(アラルダイトを使用)を混ぜ、適量塗る。
スターファングルナットにボルトを挿して、そこを持ち手にすると作業しやすい。
あとはこれをコラムに入れるだけ。接着剤が均等に行き渡るよう、ねじりながら挿入するのがコツ。
はみ出た接着剤を拭き取り、念のため1日置いたら完成。
さぁ、君も緩まないヘッドセットを手に入れよう!
価格評価→★★★★★ 拾ってきた端材+部屋に転がってたスターファングルナット
評 価→★★★★☆
年 式→2012
実測重量 21g