Crank Brothers Cobalt 2 Seatpost
購入価格 ¥2500ぐらい
代理注文で組み付けたのでレビュー。
グレードは一番低く、これと言って見た目が素晴らしい訳でもないのだが、この価格帯ならかなりまとも、という事で選んだ。
CBのやぐらはJoplinを除いて全て同じ方式だが、これがかなり使いにくい。締め付けボルトはやたらと大きい割に工具はT25ぐらいのトルクスで、指定トルクの12Nmまで締めるとやっと動かなくなる。すると今度はやぐらが固着するので、何かしらセッティングを変更する場合はかなり緩めてサドルを叩いたり揺すったりして固着を解く必要がある。グリスを塗るとずれてしまったので何も塗らないで組み付けたが、どちらにせよ固着していたので意味がないのだろう。
また、MTBだとサドルを上げたり下げたりすることがあるため目盛が付いているが、なぜか丸い点が並んでいるだけなのだ。サドルを元の位置に直すとき、普通なら数字になっているのでn番に合わせよう、と決めておくのだが、これでは真ん中辺りは一目で合わせられない。デザイン的な問題で丸い点になったのだろうが、これは少し使いにくいように思う。
デザインは洗練されているし、横からの眺めも好きな方だが、実用性は無視した製品だと思う。あんな小さなボルトを使う必要もなければ、目盛を丸にする必要もない。どこか、CBの製品は見た目命で性能は二の次、という印象を受ける。好きだったメーカーだが、落胆するような商品を連続で買ってしまい非常に残念な気分だ。
価格評価→★★★★☆(国内価格は論外。Thomson買いましょう) 評 価→★☆☆☆☆(使う事を考えているのか?)
(蛇足) アジャスタブルポストのJoplinのみ別タイプのやぐら(Bontrager式を借りている)なのは、薄々CB自身も自社のやぐらが使いにくい事に気付いていて、本気で売れそうなものだけ使い易い物にしたのではないか、と邪推してしまう。なぜJoplinだけ違うのかは良く分からないが、Joplin自体が他社製なのだろうか?
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