購入価格 ¥93379 (¥109857の15%OFF)
6月中旬ごろ決戦用ホイールを求めてインターネットの海を徘徊していた所、Wiggleのサイトで運良く(運悪く?)このフレームを発見。
元々11万弱のフレームが15%引の93kで買えるとあったもののボーナス前だったので冷静になってビールを2本ほど空けた所で気づいたら右手の人差指はマウスのボタンを押していた・・・
2週間も経たずに一緒に頼んだBB30用カンパBBカップと一緒に到着。
付属物は
・フォーク
・1-1/8~1-1/2ヘッドセット(フォークとフレームに挿入済)
・ISPのヤグラ
・ISP用ソーガイド
ヘッドセットのベアリングはボールがレースにセットされているものではなく、カートリッジ式だった上に
下玉押しが圧入されていたので何の苦もなくセットできた。少し苦労したのはBB30にカンパ用BBカップを圧入した時とISPのセッティング。
BBカップを圧入する際に1回しか使わないような特殊工具を使うのも馬鹿らしかったのでホームセンターで圧入用の工具を自作するための用品を調達。
方法はネットを探せば色々と出てくるので割愛するものの、平行度を保つのに非常に神経を使った。
ISPはカットするまでは問題ないものの、サドルの調整には非常に気を使った。
このフレームに付属するFSA製のISPヤグラはシート下側の左右のボルト2本によってサドルを固定する。
前後、ではなく左右なのが残念なところでサドルの角度の調整が非常に気を使う。
特に私はSMP Strike Compositeのように角度にシビアなサドルを使っているのでなおさらだった。
ただ、SMPを使っているからこそヤグラをフレームに固定、あるいは抜くのは楽である。
というのもこのヤグラはリドレーやTREKのようにヤグラがISPを包み込むように固定するのではなく、ISPに差し込んでヤグラ上部のボルトを締めることで楔を引き上げて固定させる方式であり抜くときはISP内部に刺さった楔を抜く(下側に落とす)必要がある。
普通の、大きな穴が開いていないサドルではヤグラを抜くために一度サドルを外して楔を引き上げるためのボルトをドツくことで外さないといけないが、SMPのように大きな開口部のあるサドルでは楔を引き上げるボルトを長めの六角レンチで緩め、ハンマーで直接ドツくだけで簡単に外れてくれる。
前置きが長くなったがフレーム自体のインプレをば。
このフレームを買う前のメイン機であるCervelo S1との比較になる。
[長所]
・アルミのエアロフレームと比較するとロードノイズが格段に減少した。
・エアロ性能はS1と同じかそれ以上。
・コーナリングはS1のクイックさと比べるとニュートラル。下りではS1よりも気を使わなくなった。
・BB30のお陰かBB周辺が撓む感触が全くない。チェーンステーがS1よりも短いこともあり踏み込んだ時の反応がとても固く踏み込んだ力が全て推力に変換される感じがする。
[短所]
・上記の通りセッティングを出すのが面倒。
・BB30は使用してると異音がするようになるとかならないとか。今のところ異音なし。
[総評]
アルミフレームから乗り換えて1番印象に残ったのが突き上げ等のロードノイズが格段に軽減されたことである。
以前はFELT F5Cに乗っていたこともありカーボンフレーム自体衝撃吸収性がいいことは知っていたがやはりアルミとは比べ物にならない。
それでいてF5CやS1と比べて踏んだ時の反応はC2が優っていると感じた。
フレームから車体を組み立てられる知識と工具を備え、自分のポジションを知り尽くしている人であればとてもいい選択肢だと思う。
このフレームは2009年モデルで今はこのグレードではなく上のC1と下のC3となっていますが両方共ISPではなく専用エアロシートポストとなっているのでそちらを選ぶのも可です。
エアロなフレームを探している人は選択肢に入れてみては如何でしょうか?
価格評価→★★★★★ この値段なら不満は無し
評 価→★★★★☆ ポジションのセッティングが不便なので-1